【あんスタ】朔間兄弟の妹を縛ることは出来ない (ページ4)

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『プロデュース科……？』

そこに入れと

『……冗談でしょ……？』

「Aの担任とは話がついてる」

『いやいやいや……勝手過ぎじゃない？ふざけないでよ』

「A。いい加減自覚を持て」

『なに、自覚って……』

「はぁ……Aは女なんだから、今はいいかもしれねぇけど……これからはそうはいかなくなる」

『…………あー、そういうこと』

一族の為ね
私はいずれ決められた相手と結婚するんだろう
その時結婚相手が傷物だと話にならないってことでしょ？
結婚……

『いいよ、夢ノ咲学院を受験する。ただ、血を吸うのを辞めることは出来ないよ。だって吸血鬼だから』

いつも勝手だ
私はお兄ちゃん達が大好きなのに
その想いは届いてくれない
結婚だってなんとも思ってないんだろうなぁ
一族の為。ただそれだけ
所詮私は道具なんだ

『悔しいな』

そして私は夢ノ咲学院プロデュース科を受験し合格した。のはいいんだけど入学式1週間前
体質の関係で体調を崩した
原因は日中の無理な活動と陽の光を浴びすぎたこと
アイドルと関わるなら、と思い少しでも日中の活動時間を増やそうとした結果これだ

『最悪』

もう大丈夫だと思ってたんだけどそう簡単に上手くはいかないみたいだ
当然入学式に出れなかったし医者の許可も中々降りなくてまだ学院に通えてない
そうこうしてる内に私の他にもう1人プロデュース科に転校してくる女子生徒がいることを知った
私の一個上らしい

『先輩……会ってみたいな……』