１６、謎 ページ16
「・・おい、小塚」
ＫＺメンバーに、３日目の朝が訪れた。
若武は、お布団から出て、小塚の方を向いている。
「何、若武先生」
「昨日の夜から黒木と上杉の様子がおかしい気がするんだが・・心辺りはあるか？」
「いや、無いけど・・２人共、そんなにおかしいの？」
「あぁ・・なんというか、昨日２人がＩＳＨのいる辺りへ行こうとしているのをみて、さ」
昨日、若武は中々眠りにつけず、一回部屋を出た。
すると、偶然にも２人を見つけ、話しかけようとしたのだが。
「何だかやけにこそこそしてて・・怪しくて、なんか隠し事でもしたんじゃないかと・・」
そう言って、若武は頭を掻く。
そんな様子からは、焦りが見受けられる。
「そういえば僕・・昨日、黒木と清川さんが話しているのを見たんだ」
「何だと！？」
「それで・・黒木、焦っているようにも見えた」
そう言って小塚は、昨日の夜の浜辺でのことを思い出す。
アーヤがいなくなり、皆で浜辺に行った日のコト。
ペンダントを見つけた、と笑顔でアーヤは教えてくれた。
それで事件は解決、とメンバーが部屋に戻ろうとする際、何故か黒木だけが呼ばれていた。
「もしかして、黒木は清川に何か言われたんじゃ・・？」
「その可能性はあると思う。まだ、“悪戯”の件だってわからないし・・」
「“悪戯”ねぇ・・」
泊まりに来た初日、藍園はそう忠告してきた。
黒木達曰く、黒木のところには粟木が忠告に行ったらしい。
「そういえば俺さ、最近清川以外のＩＳＨメンバーも疑ってるんだ」
「え！？何で？」
若武の言葉が意外だったのか、小塚は素っ頓狂な声を上げる。
「藍園も粟木もあんま絡んではこねーが・・何で清川を止めないかが気になる」
「と、いうと？」
「忠告しに来た割には、あいつら何もしねぇじゃん。清川を止めようともしてない」
そういわれれば、と小塚は思い出す。
彼らは、自分達に忠告をしてくれた。
けれど、彼の行動を直接止めようとしているところは見受けられない。
「上杉と黒木は俺達に秘密を持っている・・なら、この件は、俺達２人で解決しないか？」
「・・え？」
若武の勧誘に、またしても意外そうな声をあげる。
「アーヤを誘おうにも、ほら・・ルールがあるし」
「確かに、ね・・」
「だからさ、俺達２人で解決すべきだと思うんだ」
そう言って笑う若武に悪意は無い。
小塚は、少し躊躇しながらも、若武の手を取った。
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ナミネ☆ - 危龍さん» ありがとうございます！現在、ISHの出るＫＺのお話を書いているので、良ければお願いいたします♪ (2017年9月13日 21時) (
レス) id: af5c00d0de (このIDを非表示/違反報告)
危龍 - とても面白かったです。 私は、ISHが気に入りました。なので、ISH の出るkzの話を作って欲しいです。お願いします (2017年8月22日 8時) (レス) id: 28aad0d79a (このIDを非表示/違反報告)
まい - 砂原や翼を出してくれるなら4がいいです。 (2017年5月14日 13時) (レス) id: 48d0f73d72 (このIDを非表示/違反報告)
ナミネ☆ - 璃桜さん» コメントありがとうございます！！では、次回作が完結した後、そちらのほうを書かせていただきます、コメントありがとうございました！ (2017年5月14日 8時) (レス) id: b0f37939b1 (このIDを非表示/違反報告)
ナミネ☆ - ひまりさん» コメントありがとうございます！！はい、では先に案４ほのぼのKZらいふ！を書かせていただきます、コメントありがとうございました！ (2017年5月14日 8時) (レス) id: b0f37939b1 (このIDを非表示/違反報告)
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