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9:口の軽いカカシ ページ12

数日後____



「おかえり、サスケ」

「ん。ただいま」


玄関先で挨拶を交わすと、ちょうど昼時だったので、ついでに二人で外食することにした。



「怪我したんだって?大丈夫?」

「ああ。…つーか、どこで聞いたんだよそれ」

「カカシ先生から」

「アイツ……」



口の軽いカカシに舌打ちをもらしながら、妹と肩を並べ歩いていると、目の前の曲がり角から丁度非番のカカシが顔を出した。
噂をすればなんとやら 、だ。


「なぁに?二人そろってデートか?」



カカシは微笑ましそうにこちらを眺めて、冷やかすような口調でそう言う。



「久々に外食することにしたんです」

「へえ?」



「簡単に答えんな、バカ」と小声で妹の脇腹を肘で小突く。
それを見たカカシは余計に顔を緩めて、凝視してきたので、俺はすぐに顔を逸らした。




「まあサスケはこの前の任務で怪我、AはAで誘拐されちゃうわで……つくづくツいてないからなぁ、お前達。」


____誘拐?
バッと打たれたように妹の方を振り向くと、こちらが振り向くと同時に、向こうも顔を背けた。図星か。



「よし…!ここは俺が一楽のラーメンでもおごってやるよ!」

「………同情か?」

「いやいや、二人の“おかえりなさいパーティ”だよ」

「ラーメンて…地味すぎない?」

「つべこべ言わないの。ほら、行った行った」



カカシに後から背中を押され、一楽の方へ渋々歩き出す。
Aの方を見ればAは、思い詰めたような表情で、足元を睨みながら終始歩き続けていた。

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設定タグ:NARUTO , うちは一族 , 少年編   
作品ジャンル:アニメ
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深雪 - とっても面白いです!続きがすごく気になります!更新大変だとは思いますが、頑張ってください(≧▽≦) (2018年8月8日 14時) (レス) id: 2f5af6b4dd (このIDを非表示/違反報告)
ねこメ - 更新停止中なのが勿体無いくらいとても面白いです!続きがすごく気になりました!お忙しいとは思いますが、更新されるのを楽しみに待っています! (2018年8月4日 1時) (レス) id: 9bbab6553f (このIDを非表示/違反報告)
ZIN - 更新楽しみに待ってます! (2018年2月6日 5時) (レス) id: af655f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
- この小説大好き更新頑張って下さい! (2018年1月4日 22時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 黒氷雨さん» 更新待ってました楽しみにしてます☆頑張ってください☆ (2018年1月4日 19時) (レス) id: d0e46f9e31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒氷雨 | 作成日時:2017年11月18日 20時

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