33**意外な告白** ページ33
蒼井先輩は医務室近くの休憩所にいた。
泉「蒼井先輩っ!!」
陽和「あ………浦城さん…。」
蒼井先輩の目は真っ赤で、泣き跡が幾つもあった。
ほんと、笠松先輩のバーーカっ!女の子泣かせるって、あり得ない!!
泉「食事届けに行ったら先輩いなくて…笠松先輩から事情を聞きました。」
陽和「そっか……。ごめんね、ボク迷惑かけて……」
泉「全然そんなんじゃありません!!」
あぁ……どうしてこの人は………
泉「むしろ先輩は全然悪くないですから!!だって、倒れるまでチームのために……」
陽和「でも結局迷惑かけたんだから、意味ないよ…」
泉「意味なくなんかないです!!それだけチームのこと考えてるってことでしょうっ!?」
陽和「……ボクはそんな綺麗な人じゃないよ。ただ、自分の身勝手な理由のために…」
泉「身勝手な……理由………?」
蒼井先輩はポツリと言う……
「………ただ、ユキの助けに……ううん。ただ、ボクがユキといたいだけで………」
あ、あれ??あれれ???それってつまり………
泉「………つまり先輩は、その……笠松先輩が……好き……ということで??」
陽和「………………………(コクリ。」
えぇえええええええええぇっ!?
あれ?私蒼井先輩が心配でここにきたんだよね!?
なのになんでこんなことになってるの!?
てか、私がこんなこと聞いていいの!?
泉「………あー、そうだったんですか…;」
陽和「………なのに迷惑かけて、挙句……き…嫌われちゃって……ばっかみたい。」
……なんか蒼井先輩見てるとなんか親近感わくなぁ…。
まぁ、それは私もだからだと思うけど……。
泉「ばかじゃないです、先輩。女の子は皆そうなんです。……私も」
陽和「浦城さん…?」
泉「蒼井先輩!!いや、もう他人とは思えないので陽和先輩って呼んじゃいます!」
そうだ……。陽和先輩だって、普通の女の子だ。
恋くらいする。
いくら頼りになる先輩だって、迷って悩んで……
泉「頑張って笠松先輩振り向かせましょう!!私も僭越ながらお手伝いいたします!!」
陽和「いや、でも……」
泉「プランなら1000通り以上今考えました。」
陽和「今っ!?」
泉「だから任せてください、先輩。」
自身誇りげに笑う私を陽和先輩は心配そうに見ていた。
34**切り替え**→←32**幼馴染っていう言葉**笠松Side
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【青空】(プロフ) - 呪術師さん» ご指摘の通り、バカテスの名前の読みをそのまま引用させてもらってます。本当に名前の読みだけで、キャラや性格等は完全オリキャラでございますので、あ、名前の読み一緒だ~みたいな軽い感じでとらえてもらえれば幸いです( ̄▽ ̄;) (2015年12月29日 18時) (レス) id: 203048ca07 (このIDを非表示/違反報告)
呪術師 - あの、もしかしてなんすけど、オリキャラの名前って「バカとテストと召喚獣」のやつじゃ… 違ってたらすいません。 いや、別にこれでどうっていうこともないんですけど気になったんで。教えてください。 (2015年12月29日 16時) (レス) id: d38538e8b8 (このIDを非表示/違反報告)
餅月(プロフ) - 【青空】さん» ありがとうっ(o^∀^o) (2014年4月17日 17時) (携帯から) (レス) id: 7672743d6b (このIDを非表示/違反報告)
【青空】(プロフ) - 餅月さん» あとは好き勝手に書いていいよぉ(*´▽`*) (2014年4月17日 17時) (レス) id: e2f097357c (このIDを非表示/違反報告)
餅月(プロフ) - 【青空】さん» 書いてきたよっ(o^∀^o)シュバッ (2014年4月17日 17時) (携帯から) (レス) id: 7672743d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/aozora-kumo/
作成日時:2013年4月27日 17時