検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:185,179 hit

花十四輪* ページ34

「何だ、これ?」

「私もよく判らないの・・・。いつの間にか、此処に居て。」

「あーっ!!中也さん!!」

突如、家に現れた女は中也の顔を見て叫んだ。

「誰だ?手前。」

「ええっ!?恋人の顔を忘れたんですかっ!?」

「はああっ!?」

「えっ・・・恋人・・・?真逆、不倫?」

「いやいや!違ぇよ!こんな奴知らねぇ!」

「えー!!昨日の夜だって、愛してるって云ってくれたじゃないですかぁ!!」

「だから知らねぇって・・・!!」

「昨日の、夜?昨日の夜は、中也さん、家に居ましたよ?」

「へ?」

「ほら見ろ!」

女は戸惑ったように頸を傾げ、あっ!と声をあげた。

「梶井さんのせいだ!」

「梶井とも知り合いか?」

「あの人が作った謎の転送装置です!何か、別世界とか、平行世界とか、何とかかんとか・・・。此処、私のいる世界じゃないんです!」

「な、何か良く判らないけど・・・行くところがないんだったら、此処に居ませんか?」

「本当ですか!?ありがとうございます!」

「俺は此方の梶井に同じの作らせる。」

▼▼▼

そして、無理矢理作らせ、転送装置は完成した。
どうも、お世話になりました!と彼女ほ元気に云った。

「つーか、もし此の家から出てけって云われたらどうするつもりだったんだ?」

「んーっと、死にます!」

「死ぬって・・・」

「だって、中也さんに会えないくらいなら死にますよ。あっ、私の居る世界の中也さんですよ?」

「んなこと判ってるよ。」

「ふふっ、本当に、ありがとうございます!では!」

▼▼▼

「何だか、不思議な奴だったな。」

「でも、凄く可愛い子だったね。」

▼▼▼

「中也さん!」

「Aっ!手前、何処行ってたんだ!?何かされたか!?今から梶井の奴をぼっこぼこにしようとしてたんだが・・・」

「先輩、もう梶井さん、瀕死です!」

▽▽▽
【文スト】恋人で部下が猪突猛進過ぎる【中原中也】
猪突猛進な女の子と苦労性な中原さんのほのぼの?ラブコメです。

花十五輪*→←花十三輪*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (208 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
374人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- すみませんコメ欄でパスワードをご教示されないという所を読んでいなくて不躾な質問をしてしまいました。申し訳ございません (2022年3月28日 18時) (レス) id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
- 弱虫彼女の言行録【中原中也】のパスワードをお教えください! (2022年3月28日 17時) (レス) id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
ミント - とても感動しました! (2020年8月17日 21時) (レス) id: ccb520a109 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - とても感動しました! (2020年8月17日 21時) (レス) id: ccb520a109 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨花火(プロフ) - あぁーもーこの作品す☆き☆これからも頑張って下さい!! (2018年8月19日 22時) (レス) id: c6a781ea39 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あも | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huzisaki5  
作成日時:2018年5月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。