【おそ松さん】一松君なりの愛情表現

即答 ページ3

『君が、この猫の飼い主さん？』








「………べ、別に。そんなんじゃ」









ふん、と私から顔を反らして
ビニール袋から餌を取り出した









『猫好きなんですか？
私も好きなんですよ』









「どうでもいい」

『なんだと！』









静まり返った空気がきまずくて
つい話しかけてしまったが


返ってきたのはつまらなさそうな返事。









…うぅ、なんてクールな奴なんだ



クールすぎて彼の雰囲気が凄いというか。


クールっていうか怖いっていうか。









『こんな寒いのにパーカーって…
寒くないんですか』




「……普通」


『マフラー貸しますよ』


「いらない。」









負けじと話しかけてはみるが
即答で冷たい言葉が返される









どうすればこの毒舌に勝てるのか。









謎の対抗心に頭を悩ませていると








猫を撫でている彼が
ちらりとこちらを見た。









「………何、暇人なの？」






『違うわ！！バイト帰り！！！』









挙げ句の果てには暇人呼ばわり。



なんて奴だこいつは…！

今までに会ったことのないタイプの奴だ！

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