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ー玄関ー
イタリア「ドイツードイツー!大変だよー!」
ドイツ「どうした、イタリア」
イタリア「靴ひもがほどけないんだー・・・」
ドイツ「バカモノ!!そのくらい自分でやれ!・・・まったく・・・」
ぶつぶつと言いながらもしっかりと靴ひもをほどいてあげるムキムキな男性に、泣きながらそれを見て覚えようとする、髪の毛の1本だけ、くるんと丸まっている男性。ムキムキの名前はドイツ。くるんの名前はイタリア。彼らはこの学校に通う生徒である。だが、彼らは他の学校の生徒とは少し異なる。そう、彼らは“国”なのだ。
日本「おや、イタリア君にドイツさん。おはようございます」
ドイツ「おお、日本か。おはよう」
敬語でおっとりした雰囲気の男性の名前は日本。彼もまた、“国”である。
イタリア「あ、そういえば今日、朝可愛い女の子を見つけたんだよ!」
ドイツ「こら動くな!」
日本「イタリア君は美しい女性を見つける天才ですねぇ;;」
イタリア「ヴェ?」
キーンコーンカーンコーンと響くチャイム。
日本「急がなければホームルームに遅れますよ」
イタリア「うん!そうだね!」
靴をさっさと脱ぎ、走っていくイタリア。その後ろでドイツは日本に行った。
ドイツ「・・・イタリアが自分で靴ひもをほどけるような薬を飲ませてくれ、イタリアに・・・」
日本「善処します」
善処します。それは日本がごまかしたいときに使う言葉である。
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runa(プロフ) - 桜さん、コメントをありがとうございます。これからも口調を似せるために頑張りたいと思います! (2012年9月9日 20時) (レス) id: 232cd99c40 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - キャラクターの口調がそっくりですごいですね! (2012年9月8日 17時) (レス) id: 62c851b07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:runa | 作成日時:2012年9月1日 19時