eye24. ページ27
「やぁ、待ってたよA。」
「え、待ってた?」
ー翌日、教室に入るとすぐさま“赤”が視界に飛び込む
「実はクラスの奴が僕らのことを気になっているようでね…
この際全て公表してしまおうと思ったんだ。」
「ええぇ!?だめ!大体、何処まで言うつもり…?」
「ん、昨日の大胆な行動のこ…「言わなくていい!」…クスッ。」
そんな私達の様子を見ていたのか、急にクラスの何人かの人が
「ねぇねぇ赤司君、彼女の良い所とか教えて?」
「どこまで進んだー?」
「赤司君を好きになった理由はー?」
…などと質問攻めを受けるハメに
そして当の本人は至って通常運転
「Aの良いところなんて言い出すとキリがないんだが…
まぁ強いて言うなら、“僕だけが知ってるA”かな…?」
ニヤリと微笑みながら横目で私に視線を配る
「えー、どういうこと?」
「そのまんまの意味さ。Aなんて可愛すぎる生き物なんだから、
その秘密は彼氏である僕だけが知っていればいいだろってこと。」
「(…今一瞬デレたっていうかノロけたよね)」
クラスの人のそんな心の声は聞こえるはずもなく
赤司君は淡々と質問に答えていく
「まぁ段階的に言うならば大人なキスまでかな?」
「おー。割りました?」←
「割らない訳がないだろう。誘われたんだから。」
「余計なこと言わなくていい!てか誘ってない!!」
最初からこうなることは目に見えていたのだから
もっと早くに止めるべきだったと一人で後悔する
「…まぁ、それ以上のことはじっくり時間をかけて楽しむよ。」
私の肩を強引に抱き寄せ、皆に見せつけるように堂々と宣言する
「で、Aは僕のどこが好きなの…?」
耳元で小さく囁かれこそばゆくなり、身をよじりながら抵抗する
「それで抵抗したつもりかい?可愛いね。」
“ほら、言ってくれないと公開キスしちゃうよ?”
今の状況を利用して言わせようとする彼は
心の中で心底楽しんでいることだろう
「…ぜ、全部。」
「クスッ、だそうだ。Aと居ると本当に調子狂うよ。」
赤司君はそれだけ言うと、何故か教室を去っていった
きょとんとした顔で赤司君が出ていったドアを見つめていると
「…今赤司顔赤くなかった?」
「うん。見た。」
「…!!」
『赤司君を照れさせてみたい』
キスじゃなくても、言葉で勝つことができました
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桜兎 - 赤司様ぁぁぁぁぁぁ最高!かっこよすぎる(///ω///) (2016年8月5日 10時) (レス) id: 18143e7d71 (このIDを非表示/違反報告)
憑禰 - ただただヤバいですね・・・! (2014年9月28日 10時) (レス) id: 847457c7f7 (このIDを非表示/違反報告)
リン。(プロフ) - 赤司様やばいです。発狂しておりますウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!! (2014年9月11日 21時) (レス) id: abd39d6020 (このIDを非表示/違反報告)
プッチー(プロフ) - 赤司様かっこよすぎて発狂したぁぁw本当にいいです!かっこいいです!! (2014年9月11日 20時) (レス) id: 85bb785576 (このIDを非表示/違反報告)
赤司翔(プロフ) - ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!赤司様ぁぁぁぁぁぁー!!!やっべめっちゃかっこいいよぉぉぉぉぉぉ(*´罒`*) (2014年9月11日 18時) (レス) id: dcd99a4710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:福井@蜂蜜. | 作成日時:2014年4月17日 22時