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真咲Side
しばらくずっと、他の調査員の方からお話を聞いたりして、薬の種類や入手ルートなどの手がかりを聞きこんでいた。
すると、怜生くんが戻ってきて…
怜生「光黄。やっぱり当初の見込み通り、あの瓶の中の薬は睡眠薬で間違えなさそうだ。」
と伝えてくれた。
するとそこに宙が加わって…
宙「久々に自分でやってみようかな。」
と言い出した。
どう言う意味なのだろうかと思っていると、いつの間にか健水くんも戻ってきていて…
健水「あぁ、真咲は今日は風男室、戻ってこんほうがええんちゃうか？」
光黄「初心者にはきついよね。」
真咲「えっ？それって、どういう意味ですか？」
何で見ないほうがいいなんて言うのだろう？
一応ここ一年間ぐらいずっと…
同じグループのメンバーとしてやってきたのに。
そう思ってたけど…
健水「宙が風男室で解剖実験したいんやとさ。」
真咲「1からですか！？あの部屋で？」
あそこの部屋、解剖実験できんの？
ここに来てから、一回もやってないって宙が言ってたから設備がないのかと思ってたけど…
設備はちゃんと整ってんだ。
とかって、感心してる場合じゃなくてっ！
真咲「そんな権限有るんですか？許可とか要らないんですか？」
宙「うん。僕は特別だから大丈夫。ついでに司法解剖と病理解剖もしたいしね。」
真咲「そ、っそっか。」
俺はただただ圧倒されるだけ。
怜生「てことで、俺ら帰るけど。お前はどうする？」
怜生くんが車のカギを出しながら聞いてきた。
そうだよな。
こういうのって、慣れだよな…？
早く慣れないとっ！
真咲「い、行くに決まってるじゃないですか。」
怜生くんと宙が心配そうな眼差しを向けて来るけど気にしないことにした。
ちょっと強がったことを後で後悔するとは知らずに…
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