【BLEACH】ストーカー？まぁ別にいいけど

【ウルキオラ】再会 ページ11

………今日は珍しくヤミーが来ていない
此処の奴等はサボったり､校舎に落書きしたりなど自由だ
しかしヤミーはほぼ毎日来ていたように思う
休んでも１日２日位だ
しかも休んだ理由が妹の看病だ

ソレを聞いたとき周りの奴等が大層笑っていたのが随分前の事のように思える

それにしても……あの女にもう一度会えないだろうか
俺らしくない､そんなのは分かっている｡しかしあの姿が忘れられない

恐らくメイクなどしていないであろう白い肌が､此方を真っ直ぐ見るその眼が､どうすればそんな音が出せるのか､そう思ってしまう声が


全て＿＿脳裏に残っている

もう一度､会えないだろうか
ヤミーならば妹経由で知っているかも知れないと思い､聞こうとしたのだが……

ｳﾙｷｵﾗ「休み､か」

仕方がない｡明日にでも聞くとしよう

ﾉｲﾄﾗ「何だァ？辛気クセェ顔してよぉ｡今日は楽しい入学式だぜ？楽しみだよなぁ」

ｳﾙｷｵﾗ「そうか｡それは良かったな｡それなら新入生の所に行ってこい｡そのまま俺の前に現れるな」

ﾉｲﾄﾗ「カリカリすんじゃねーよ！」

けっ！とだけ残し気だるそうに去っていくノイトラ
毎年恒例の新入生イジリにでも行ったのだろう
下らない……

…何もすることが無いな
屋上にでも行くか

風が強い｡隣の桜が此方まで来ている
………此方の騒ぎが隣まで聞こえているのだろう｡窓から此方を見ている奴が多い

ハァ……早く明日にならないか





下校時間がきて､全員がバラバラと教室から出ていく

今日は早めに寝るか､そう思い校門を出た所で誰かに名を呼ばれた

あの巨体は……

ｳﾙｷｵﾗ「……何だ､ヤミー｡来ていたのか？」

休みだった筈だが…

ﾔﾐｰ「おー…ちっと､な｡それより妹が世話んなったみてぇだな」

……成る程｡コイツはいつもと変わらず妹関係で休んだのか
それにしても……

ｳﾙｷｵﾗ「妹…？」

ﾔﾐｰ「コイツだよ」

ｳﾙｷｵﾗ「何処に､っ…！あ､ぁソイツがか｡…似ていないな」

嘘だろう｡素直にそう思った

その妹として紹介されたのはあの時の女で……誰かが仕組んだとしか思えなかった

その女はあの時と変わらず､いや､制服を着ているせいで違った雰囲気を纏っている
これ程隣の制服を良いものだと思った事は無い

しかも俺の食いたい物を明日の弁当に入れるという
それにしても…他の奴等は食いたい物を言っていただと？図々しいな……




………どうにかして､この女を自分の物に出来ないだろうか
まぁヤミーの妹ということは分かったんだ｡これからどうにかすればいいな

ふっ…これからが楽しみだ

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