サッカー部の天空の巫女

祝！20話 特訓開始 ページ25

そこからは、みんな次々に滑っていく。


鬼道や一之瀬、土門辺りは大分上手く滑っているが、円堂や目金、1年組は転がっている。


転んだり、雪玉になる円堂達を他所に、財前さんや鬼道は雪玉を次々と避けていった。



さて、風丸は…と


風丸「(見えない…スピードに慣れていない所為なのか…)うわｯ!!」

風丸はスピードのせいで見えなかった雪玉に正面からぶつかって行く。


特訓の意識が強いな…強さに拘る、ちょっと厄介な性格だ。



一方円堂は、雪玉からｶﾞﾊﾞｯと抜け出す。

円堂「絶対風になってやるー!!」

吹雪「キャプテーン!」


宣言した円堂に、吹雪が滑りながら言葉を返す。


吹雪「楽しむんだよー!楽しんだら、体の方がついてくるよー!!」


成る程、吹雪らしい答えだ。

ちっとも具体的じゃない←



鬼道「お前は滑らないのか？」

みんなの様子を眺めてたら、丁度上がって来た鬼道に声をかけられる。


東雲「僕はパス。こっちの方が、みんなの様子が見えるからね。」

鬼道「本当は出来ないんじゃ無いのか？(ﾆﾔｯ」

東雲「(ｶﾁﾝ ほう…やってやろうじゃ無いか!!…あ」


しまった、まんまと乗せられてしまった…


ｷﾞﾘｯと歯軋りをして、鬼道を睨む。

アイツはﾆﾔﾆﾔ笑っていやがった←


鬼道「まさか、天空の巫女が前言撤回したりしないよな？(ﾆﾔﾆﾔ」

東雲「…ｯだー!もう!!わーったよ!!」

鬼道「(ﾌｯ」



思わず挑発に乗ってしまった為、スノボーの準備をする。


一之瀬「東雲はスノボーやった事あるの？」

東雲「全然？寒い中寒いスポーツなんか出来るかよ!」

土門「…だ、大丈夫かよ…」


心配そうに言う二人に、ﾌｯと微笑んで見せる。

多分大丈夫だろうからね!



音無「東雲さん!これ、ヘルメットです!」

東雲「ありがとう音無さん。」


音無さんは、いえ、と言った後、あの…と言葉を繋げる。


音無「私の事、春奈って呼んでくれませんか？」

東雲「名前で？別にいいよ、春奈(ﾆｺｯ」

春奈「(ﾊﾟｱｧｱ ありがとうございますAさん!」


僕が言うと、顔を輝かせるおt…春奈。

めっちゃ可愛いな←

これがゴーグルマントの妹だなんて信じられない←



東雲「よし…っと。じゃー行くぜ!!」

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