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ｸﾛｳﾘｰ「私が学園長になってから、こんなことは初めてでどうしていいか......。そもそも貴方たちどこの国から来たんです？」
学園長になってからって、本当に年齢が気になって仕方ないんだけど。
『私は日本という国から来ました』
ﾕｳ「え、あ！僕も同じです！」
そう伝えると学園長は考える素振りをしだした。
ｸﾛｳﾘｰ「......聞いたことのない地名ですね。私は世界中からやってきた生徒の出身地は全て把握していますが、そんな地名は聞いたことがない。
一度図書館で調べてみましょう」
図書館で調べたって出てきっこない。この世界の中に日本なんて無い、そしてアメリカやロシアでさえもここには無い。世界線が違うのだから。
言ってしまえば、決して交わることの無い世界の人間が紛れ込んだと言うだけ。
とりあえず今は学園長の指示に従っておこう。なんだか行動に移すのが面倒くさく感じてきた。
***
ｸﾛｳﾘｰ「やはり、ない。」
ふよふよと本が浮かぶ図書館はやはり魔法のある世界なんだと思い知らされた。
自分の身長より遥かに高い本棚に並べられた本は何百冊と数え切れないほどの数があり、その中から地図類を厳選して調べた。
3人で分担してやっていたにも関わらず、とんでもない冊数だった。
本を読むのに下を向いていたため首が痛くなったのは言うまでもない。
ｸﾛｳﾘｰ「世界地図どころか、有史以来どこにも貴方たちの出身地の名前は見当たりません。貴方たち、本当にそこから来たんですか？嘘をついてるんじゃないでしょうね？」
ﾕｳ「うっ嘘じゃないです！本当に僕は日本に住んでました！」
『......この状況で嘘をついてどうするんです。嘘をついて私たちに何かメリットがあると思っているんですか？』
ｸﾛｳﾘｰ「うぐっ.........それもそうですね」
帰れるという期待を持たせて裏切った学園長が不安そうにしてる監督生を嘘つき呼ばわりしたのに少しカチンときてしまい、言い返してしまった。
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます！！結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです！！亀更新ですが頑張ります！！(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (
レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです！！！更新頑張ってくださいー推しって誰ですか？ (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます！！ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時：2020年8月4日 21時
