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クロウリー「こうなってくると貴方たちがなんらかのトラブルで別の惑星......あるいは異世界から招集された可能性が出てきましたね」
ユウ「異世界人!?」
クロウリー「貴方、ここへ来るときに持っていたものなどは?身分証明になるような、魔導車免許証とか靴の片方とか......見るからに手ぶらですけど」
ユウ「そう言えば財布とスマホもない」
『自分、この下に学校指定の制服来てます』
クロウリー「式典服の下に!?」
着られるスペースなんてありましたか!?なんて驚く学園長。
ごめんなさい、なんだか他の子と式典服の作りが違うみたいです。
見せましょうか?と式典服の裾に手を伸ばしたが、ここで脱がれても困ると言われ制服はスルーされた。
クロウリー「困りましたね。魔法を使えない者をこの学園に置いておくわけにはいかない。
しかし保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは教育者として非常に胸が痛みます。私、優しいので。
う〜ん.........」
本当に優しい人は自分から優しいなんて言ったりしませんよ〜。
そういえば、式典服のフード被ったままだったな。一人称と声で気づかれちゃうって思ってたけど、それでも気づかれないんだから凄いよね!
だけどこれは気づかれない私が凄いのか、気づかない学園長が凄いのか......。
クロウリー「そうだ!学園内に今は使われていない建物があります。昔、寮として使われていた建物なので掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。
そこであれば、しばらく宿として貸し出して差し上げましょう!その間に貴方たちが元いた場所に帰れる方法を探るのです」
あ〜なんて優しいんでしょう、私!教育者の鏡ですね。と言う学園長を監督生とただただ真顔で見つめた。
クロウリー「では善は急げです。寮に向かいましょう。少し古いですが、趣のある建物ですよ」
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます!!結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです!!亀更新ですが頑張ります!!(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです!!!更新頑張ってくださいー推しって誰ですか? (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます!! (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白凪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時:2020年8月4日 21時