[伏見猿比古]俺だけ見てればいいよ、

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それから、三人で休めのレストランで食事をとって、無理言って私の買い物にも付き合わせてしまって

屯所に帰るのは夕方になってしまった。
帰る間にういちゃんは伏見さんの背中で小さく寝息を立てて寝てしまっていた。


「ただいま帰りましたーっ…」
「遅かったわね……それにしてもその子の服…どこぞやのクランのストレインを思わせるわね…」
「ひぃぃ…完璧私の趣味ですすみません…」


突っ込まれるとは思ってはいたけど…


「まぁいいわ。今日はもう解散するわ。寮に戻っていいわよ。」

「はい。ご苦労様でした！」

「…なにが御苦労なんだよ…」

私の部屋は伏見さんの部屋の3部屋違い
だから帰りは同じ方向。


「あ、えっと…伏見さん。…ういちゃんどっちが預かります？」

「お前に決まってるだろ。俺と一緒の部屋になんかいたら、いつ泣き出しても遅くないだろ。」

「…ですよねー……じゃあ、私が。」


どんどん部屋が近づいてくる。
離れるのがとても名残惜しい。
ずっとこのままがいい

そう思ってしまった。


「じゃあ、おやすみなさい。それと、今日はいろいろ付き合わせちゃってすみませんでした…でも、楽しかったです！」

「あぁ。」

伏見さんは無愛想な返事をして玄関のドアをしめた。

お知らせなのかな･･･→←[29]

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