名探偵の弟は仕事らしい ページ17
Asaid
______夜
「じゃあ、此処で待ってますよ？」
『うん。ありがとうみっちゃん。でも、二時間後くらいに此処にいてくれたら良いから』
「そうですか？ならそうします」
そう言ってみっちゃんを見送った後異能で姿を変える
「あ、待ってましたわ」
『おまたせ。ん？今日はなんだか騒がしいね』
「ええ、私の家にある宝石をあの二十面相が狙ってるんです。恐ろしいですわ」
俺からすれば男を騙して取ってそれをのうのうと自慢できる女の方が恐ろしいわ
『じゃあ、裏口から行っちゃう？』
「ええ！」
そう言って二人で裏口に回る
屋敷に潜入できたっと……次は
『……“俺は此処の執事だ”』
「……貴方、執事の分際で何故此処にいるの」
『お嬢様……何故貴方こそこんな執事しか来ないようなところへ？』
「あれ、なんでかしら……」
そう言いながら何事も無かったかのように女は部屋に戻っていく
内装は把握済み
執事服も俺には似合うし違和感なし！
『さてと、“俺は彼奴専門の執事”』
そう呟いてから紅茶を持って部屋へ行く
辻村に言ってないが、異能力を使いたいって思った時の言葉は全て現実になる
まあ、本当の事を言っても特には変わらないが
『お嬢様、お紅茶を』
「ああ、ありがとう」
そう言って机の上に紅茶を置くと
「ねぇ、君誰？」
『おや、貴方は武装探偵社の名探偵様ですか。“お嬢様からお聞きしております”』
「ええ、此方は私の執事の……なんだったかしら」
『おや、遠藤平吉で御座います』
これは昔使っていた名前だ
嘘ではない
「ふーん、平吉くん、話は聞いてる？」
『ええ、二十面相がこの屋敷の宝石を盗みに来るということは存じております』
「そっか、その宝石は何処にあるの？」
『お嬢様しか存じ上げません』
「ああ、案内しますわ」
そう言ってお嬢様が立ち上がる
『お供いたします』
そう言って後ろに着く
これで宝石の場所も把握できる
実行時間まで残り一時間半……
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リュカ(プロフ) - 麗花さん» 御丁寧にありがとうございます！直ぐに修正しますね (2019年10月22日 13時) (
レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - 名探偵が名探知になってます。目次をよくご覧下さい (2019年10月22日 12時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - にわなずなさん» ありがとうございます！訂正しておきます！ (2019年8月31日 13時) (レス) id: adae6a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 9ページ行ってくるが言ってくるになってますよ (2019年8月31日 13時) (レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 蒼月さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2019年8月29日 9時) (レス) id: adae6a7d46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年7月17日 20時
