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nb「......同棲、かぁ...」
隣の家に帰り、ご飯もお風呂も終わった俺は日課である美容タイムをしながら今日の会話を思い出していた。
毎日一緒にはいるが、やっぱり親の目や周りの目には随分気を遣ってきた。しかし、今度は堂々と2人で暮らせる。帰ってすぐに親に「大学行きたい」と言ったらそれはそれは大喜びしてくれて、受かったらマンション借りると言うのも「涼太くんが一緒なら安心だわ」とひとつ返事。
まさに順風満帆。そう思っていた。
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『__________お迎えに上がりました、王子様』
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nb「うわぁぁぁ?!だ、誰だよ！」
鏡越しに突然映った自分ではない誰かに挨拶されて、ビビらない方がおかしい。
俺は思わずベッドの方へと逃げ、窓を開けてすぐ隣の部屋にいる涼太に助けを呼ぼうとした。しかしそれは阻まれた。窓に手を伸ばそうとした瞬間、ニッコニコの笑顔をした奴が目の前に現れたから。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
『ちょっと、あんまり大声出さないでよー』
『ふっかがビビらせるからだろ』
『そういう照こそ、いきなり背後から挨拶したらびっくりするでしょ！』
俺そっちのけで話始めた2人に、もうパニック状態なんですけど！！！
すると、俺の大声を聞きつけた母がガチャっと勢いよくドアを開ける。ママ、不審者！そう言おうとして、母はキョトン、とした顔をした。
「......しょうた、1人で大きな声出してびっくりするじゃない...」
「え?!ママ！ここに2人いんの見えないの?!」
「勉強のし過ぎて疲れてるんじゃない？もう今日は寝なさいね？」
悲しいほどにぱたん、と閉められたドアに俺は唖然とした。だって、てことはこの2人は俺にしか見えてないってことだろ？ということは......
「お、お化け！！」
『誰が化け物だ！』
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翠恋(プロフ) - 玲央さん» 玲央さま、コメントありがとうございます！嬉しいお言葉を頂けて幸いです！これからも頑張ります！！ (2021年7月12日 23時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
玲央 - 気づいたらなんか泣いてました…。感動です。 (2021年7月12日 20時) (レス) id: 68c093de5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - ファンタジー?になるんですかね。あまり読んだことがないジャンルなんで新鮮で面白いと思いました。めめの大切な人って康二の事だったんですね。この後の二人がどうなったのか気になります。そして本当にいつもの日常に戻ったのか?更新楽しみにしていますね。 (2020年10月3日 23時) (レス) id: 877e4b9b86 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 海樹さん» 海樹さま、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新して参りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2020年8月8日 17時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
海樹(プロフ) - とっても面白いです！王子様の過去、そして未来がどうなるのか、とっても気になります！更新楽しみにしています！ (2020年8月8日 15時) (レス) id: 134b7493ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年8月7日 2時
