【あんスタ】魚屋さんと八百屋さん

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「今日拗ねてたね〜」

「Aのせいだから」

「ごめんって。だから離して?流石に恥ずかしい」

「恥ずかしねばいい」







私がベッドに近付くや否や、引きずり込まれ、抱き着かれる。

ウザイと言っている千秋さんに似てきたのか?など考えて羞恥心を消そうとするが、意味はなかった。

顔が赤くなっていないか心配で、離れてと言っときながら高峯に顔を埋める。








「Aは俺をどうしたいの……」

「はい?」

「最近情緒不安定になるのはAのせいなんだからね」

「え……理不尽。心当たりが全くないのだけど」

「でしょうね」






そう言うと私を離してそっぽを向く高峯。

その後ろ姿に得体の知れない感情が生まれ、衝動的にクローゼットを開きに行った。

そして、少しだけ大きめなゆるキャラの人形を取り出して投げる。







「……翠!」

「あ、え!?……ウブっ」

「ハッハッハー!命中……!」

「うわっ……守沢先輩みたい」







千秋さんの名前が出てきたので、あの人性格がアレだけどカッコイイよね、と思っていることを言う。

すると高……翠は前に嫉妬したときのような顔になった。

どんだけ私のこと好きなんだよと言えば、ふざけるなと返ってくるだろうけど。









「本当、私のこと好きだよね」

「……好きで悪い？」

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