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最終日の夜は梟谷のメンバーに混じってトランプをして夜更かしした。

私の部活はあまり強くなくて、遠征とかなかったから、部活の仲間とこうやって夜を過ごすことが初めてで、楽しかった。









「じゃあ、気をつけて帰れよー」

校門周辺で音駒や梟谷がお見送りをしている。

烏野も車に乗り込む。

ぐいっと腕を引かれて、一瞬で抱きしめられた。

振り向くと、蜂蜜色の瞳とぶつかる。

「A、春高でも、その先も、俺をとりたいって思わせるからな」

何故か腕を振り解く気にはなれなかった。

「それで、春高でほれさせるからな!勝って告白するから首をのばして待ってろ!」

いきなりの公開告白みたいな感じで、顔に熱が走る。

周りは口笛を吹いたり冷やかしてるし、赤葦くんなんて、首を長くしてですね、なんて冷静だし。

『私、梟谷のカメラマンだから。春高の会場で待ってるよ』

木兎さんをしっかりと見つめた後、お世話になった梟谷のメンバーを見渡した。

さっきまで冷やかしてたのに、私がそう言ったら、闘志に燃える沢山の視線が私に降り注いだ。

「おう!のぞむところだ!」









烏野が念願の春高出場を決めて。私は、一人で春高の会場へと乗り込んだ。

カメラを構える、その先には、羽ばたく木兎さん。

私はきっと、木兎さんと二人で話して瞳がぶつかった時から、惚れてたんだと思う。

あんなに真っ直ぐな人を私は知らない。

今日も会場に木兎さんと雄叫びが響く。

そして、得点した後、ギャラリーを見て指を指すのだ。

自惚れでもいい、これはきっと私へのちゃんと見とけよって合図。









春高終了後、梟谷のレギュラー達はインスタに投稿をあげていた。それは、チームの集合写真と、プレーしている自分オンリーの写真。

二枚目は、私が撮ったものだった。それが嬉しくて、カメラを辞めなくて良かったって心から思った。







そして、私も投稿をする。貴方の飛んだ後ろ姿を。

チームの誰もが頼りにする、貴方のスパイクするところを。

コメントは既に決めている。









惚れました。撮りたいと思った唯一の人。お疲れ様。









実はレギュラーの投稿も私の投稿も、春高から一週間経ってたり。

なんでかって?

春高の次の週の土曜日に、宮城まで木兎さんが来て、バレー部の前で公開告白されたからかな。

そこで連絡先を交換して撮った写真を木兎さんにあげたからね。っていう裏話でした!

国見英→←▼



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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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