Travel.54 ページ15
ドカーンッ…!
莉犬「うわっ…!」
うら「莉犬!」
急な爆撃音に船が揺れ、莉犬がバランスを崩してその腕を掴んで支えた。
莉犬「あ、ありがと……」
うら「礼はいいから、俺から離れるな。……これ位の爆撃を起こせるのは……海軍の奴らしかいない」
莉犬「ッ!Aちゃん……!」
うら「大丈夫、Aにはまーしぃがついてる。……だから、傍にいてくれ」
海軍と聞いて、莉犬は何処かへ行こうとするも腕を掴んで止めた。渋々引き戻された莉犬は不安そうな顔をしていた。
莉犬「うらた……これホントに大丈夫なの?」
何かヤバくない…?と付け足した莉犬。俺が頭にはてなマークを浮かべていると、莉犬がほら、これと言って耳を指差した。……犬の聴覚か。成程。
うら「どうなってる?」
莉犬「足音的に坂田とセンラが敵に遭遇したっぽい。志麻とAちゃんは多分地下室に逃げた」
うら「了解。……莉犬、行けるか?」
剣を取り出して言うと、
莉犬「うん、いけるよ」
拳銃を取り出して莉犬が言った。
うら「よし、じゃあ……お前は後ろから着いてきて敵が来たらカバー。殺さないかは任せる。……ただ掃除出来る程度にな?」
莉犬「はーいっw」
そして、念の為部屋の中にある拳銃と弾を莉犬に渡すと2人で頷きあった。そして部屋を出ると敵が今何処に集中しているのか莉犬に聞くと外だと解ったので外へ出る。
うら「……っ?!」
坂田「うらさんやっときた!この人俺じゃ無理や!」
セン「雑魚は俺らが倒しときますんであいつ倒してくれへん?!」
外に出ると、坂田とセンラが必死になってアイツと戦っていた。
「あ、やっと来てくれたね。お久しぶり」
眠そうな瞳で、でも楽しそうに笑う青髪のそいつ。
うら「__そらる」
そら「そんな警戒しなくて大丈夫だよ。でも1つだけ意外だったなぁ……起きたらそこのわんちゃんの子すぐ動けるんだもん」
莉犬「わんちゃんの子って……確かに間違ってはないけどさぁ」
莉犬は苦笑しながらも敵を銃で迎え撃っていた。
うら「んで、俺らに何の用だ」
そら「用があるのはうらた君だけ。少しお手合わせをお願いしたいんだよね」
そう言ったそらるは、剣を取り出し俺に向けた。
うら「そういうのは基本1対1でやるもんだぞ」
と言いながら、俺は剣を構えた。
そして、互いが睨み合い____
同時に駆け出すのが、戦闘の合図だった。
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つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» よくわけわかんなくなってバカみたいな顔して硬直してます…← (2018年8月20日 20時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - つぎつぐさん» ただあれ間奏の時にリズムとテンポがズレやすいですよね……(苦笑)(頑張って親友に仕掛けますwww) (2018年8月13日 20時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
つぎつぐ(プロフ) - NANAさん» 猫ふんじゃったは独学で気合で覚えました!!w(頑張ってください!!←) (2018年8月13日 13時) (レス) id: 20b40add25 (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 緒音*おのんさん» 猫ふんじゃった弾けるだけ凄いです。最初弾けなかったので……(確かに!よっしゃやったろっ←) (2018年8月12日 12時) (レス) id: a68c506ccf (このIDを非表示/違反報告)
緒音*おのん(プロフ) - NANAさん» サックスもですか!楽器ができるのってものすごくうらやましいです...!わたしなんかピアノで猫ふんじゃったが弾けるくらいですよww(コーラっぽくしたらできそうですね!!←) (2018年8月12日 11時) (レス) id: 1a98ce6b98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NANA | 作者ホームページ:
作成日時:2018年3月5日 9時