第123Ｑ ページ32
ｰ柚月sideｰ
「ホラ、柚月ってめっちゃ足速いじゃん？全中で優勝とかしちゃったし？」
「あー、ね・・・！」
ドアを挟んでも重い空気になったのがわかった。
ドクン・・・
え・・・？
なに・・・
なんなの？
心臓の鼓動が速くなるのを感じる
「・・・・・・正直言ってさ…、あそこまで差を見せつけられるとうちらが頑張ってる意味って何なんだろうって
考えちゃうよね…」
「・・・ね…
私もさ・・・今日分かったよ。どんだけ頑張っても柚月には勝てっこない
って」
「あー・・・！
・・・天才と凡人の違いってやつ？」
「だねー・・・」
ドクン・・・
ドクン・・・
心臓の動きが急速に速くなっていく。
え・・・
私の、せい・・・？私が、私がいると駄目になる…？
私の・・・！
「うちさ、もう部活やめよっかな。何のために頑張ってるのか分かんなくなってきたよ……」
え
私のせいで
誰かが部活を
や
め
る
？
私の、せいで…？
震える足は制御がきかず、ドアにガンッと音を立てて当たってしまった。
え、どうしようどうしよう…！
考える間もなく開かれたドアの向こうは驚いた顔をしたチームメイトがいた。
「あ・・・柚月・・・」
私「ごめん、なさい・・・」
口をついて出た言葉に従うように
私は鞄を取って部室から逃げ出した。
ただただ、必死だった。
私のせい。
私のせい。
私のせい。
私のせいでーーーーーー！！
ただ走り続けるうちになぜか自分の家の前に立っていた。
私「あ・・・」
やっと自分のいる場所を把握した私は鞄から鍵を取り出して家の中に入った。
その時、やっと気づいた。
私「あ、・・・
部服のまま飛び出して来ちゃった…」
それに忘れていたけど足首も痛い。まぁ、そんな大したことなさそうだけど…
ま、今日くらいならいっか・・・
と呟いてハンガーに手をかける。
部服で飛び出してくるなんて・・・
よっぽど混乱してたんだな…
自分で自分の行動を嘲笑いながら鞄の中でシワか少しついた制服をハンガーにかけた。
私「・・・夕飯、コンビニ弁当でいっか・・・」
今日は作る気失せた・・・
私はフード付のパーカーにジーンズを履いて財布とスマホ片手にコンビニへ向かった。
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ゆうり(プロフ) - パート2が見たいのに見れないです＞_＜ (2019年6月28日 22時) (
レス) id: c8208023dd (このIDを非表示/違反報告)
りんごウザギ(プロフ) - part2とpart4のページが見つかりません(´д｀|||) (2019年3月6日 22時) (レス) id: 307bf86f5d (このIDを非表示/違反報告)
夏南(プロフ) - 夢華さん» ありがとうございます！頑張りますね！☆彡.。 (2018年3月30日 4時) (レス) id: 025b31181a (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - これからからも更新頑張ってください！ (2018年3月29日 16時) (レス) id: 3fedb0a791 (このIDを非表示/違反報告)
夏南(プロフ) - 美香さん» ありがとうございます！少しの間低浮上ですがよろしくお願いします！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: a2bca818e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏南ｰｶﾅﾝｰ | 作成日時：2018年1月1日 4時
