【銀魂】赤い目の女剣士 (ページ48)

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13話ページ48

～一方の銀時とAは団子屋にて～

貴方「ｸﾁｭﾝ！」

銀時「ん？今のくしゃみ？可愛いね」

貴方「すみません」

銀時「気にすんなって。それで、最近どうなの？楽しんでる？」

貴方「楽しい、というのは良く分かりませんが、少し、男性への恐怖心は、知っている人達は大丈夫になりました。

と言っても、何度かあっている人でないとダメなんですけど」

銀時「そっか。まあ、あんな事があったら、そりゃそうなるよな」

貴方「それで、銀さん。私に何かご用で？」

銀時「？」

貴方「こうして私の非番の日に私を外にお連れするのは何かあるという事ですよね」

銀時「いや、別に何もないんだけど。逆に何かなきゃ、誘っちゃいけないの？」

貴方「？違うんですか？」

銀時「ん～、まあ、違くないかな？」

貴方「やはり」

そんな事を話していると、

店員「お待たせしました。こちら桜抹茶団子です」

貴方「？これって」

店員「あっ、はい。こちらは以前、お客様が試食してくださったものです。以前試食してくださった後から、かなりの人気で売れましてね」

銀時「んで、俺も気になったから注文したの」

店員「お茶もありますので、どうぞごゆっくり下さい」

銀時「おう」

そう言うと、店員はそのまま店の中に戻って行った。

銀時「先食っていいぞ」

貴方「はい」

そう言うと、Aは団子を一つを手に取り、そのまま一口小さく食べた。

銀時「相変わらず、一口が小さいな。お前は」

貴方「・・・・・・貴方は相変わらず、分からない人ですね。

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白夜叉さん」

銀時「それはお互い様だろ？赤目の夜叉」

貴方「その呼び名、止めて下さい」

銀時「ならお前も、それ言うの止めろ。俺達はもう、攘夷でも人斬りでもないんだからな」

貴方「・・・・・そうですね。お互い、もうその呼び名で呼ばれるものではなくなりましたしね」

銀時「にしても、お前、昔より良く喋るようになったな」

貴方「・・・・・すみません」

銀時「謝るなよ。逆に良い事だぞ？今までは人形みたいだったお前が、人間らしくなってきたんだ。喜ばしい事じゃねぇか」

貴方「喜ばしい？」

銀時「あぁ、そう言えばお前はまだ喜びって感情はなかったな。いつか分かるときが来るって、少しずつ知っていけ」

そう言うと、銀時はそのままAの頭を撫でた。今度のAは避けることはなく。