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「あるじさま!」
刀剣を持ってきて下さった斎藤さんが部屋に入るや否や、今剣が桜吹雪を盛大に舞わせて顕現し、私に飛びついてきた。
「いきてますよね? ぼく、またあるじをなくすのかとおもうと、つらくてかなしくて……」
「大丈夫ですよ、今剣。この通り生きていますから」
骨喰が顕現し、薬研を真っ直ぐに見つめ、薬研の本体を差し出した。
「薬研兄さん……これ」
「おう、ありがとよ」
薬研は本体を自分の腰に収め、やっと落ち着いたという表情になった。
「後ろだぜ」
「どひぇえ?!」
突然後ろから眼隠しされ、私は慌ててしまった。
「つ、鶴丸ですよね……その声は」
「はっはっ……人生には驚きが必要だ。そうだろう、主?」
振り向くと、桜吹雪をふわふわさせる鶴丸がいた。
「こいつらが、刀剣の付喪神か?」
土方さんの問いに、私は頷いた。
「刀の扱いなら人並以上に出来る。何なら、ここで隊士を務めてもいい」
骨喰が云った。
「勿論、大将もここにおいて貰う、という条件でだが……」
「どうする、近藤さん?」
「そうだな……」
土方さんに問われた近藤さんは、少し考えてからこう云った。
「隊士をやってくれるというのなら、彼女もここにおいていいと思う。それに一緒に来たと云うのなら、彼女もここにおいておかないと、雪村くんが心配するだろう」
「つまり、二人ともここにおいておく、ということですか?」
山南さんが云った。
「ああ、俺はそれでいいと思うんだが……どうだ、トシ?」
「……近藤さんがそう云うんなら、俺は反対はしねえよ」
土方さんはそう云った。
つまり、私もここにおいて貰えるらしい。
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Chris(プロフ) - 魔導士カリナさん» コメントありがとうございます! 文体好きって言って貰えてすごく嬉しいです。応援……?! もうありがとうございますの一言に尽きます……。 (2017年4月3日 7時) (
レス) id: 2c836ec423 (このIDを非表示/違反報告)
魔導士カリナ(プロフ) - Chrisさん！イベント参加、ありがとうございました！私が言って良いのか分かりませんが...私、Chrisさんの文体とか凄く好きなんです。もしよろしければ、これからも作品を応援させていただいて宜しいでしょうか...？ (2017年4月2日 23時) (レス) id: 0cf79671fa (このIDを非表示/違反報告)
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