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マダラの妹其ノ百二十四 ページ24

・・・・・・



暫くして二人は空間から出てきたが、それに気付く者は誰一人としていなかった。

その直後、カカシが雷切で再不斬にトドメをさそうと右手を振り上げたが、その隙間に滑り込む様に"白"が再不斬を庇い立ち塞がった。

嫌な感触と音が辺りに響く。

胸を貫かれた白は夥しい量の血を吐きながら、カカシを逃がすまいと自身を貫く右腕を掴んだ。

目の前の出来事に放心していた再不斬だったが、我に返り断刀・首斬り包丁を振り上げた。

カカシは素早く後ろに下がり白を横たえ再び再不斬と対峙するが、再不斬は先程よりもかなり動きが鈍くなっている。

「おーおーハデにやられてェ…ガッカリだよ」

そしてやって来たガトーショコラ。

再不斬は何故ガトーがここ来たのかを尋ねると、ガトーは得意げにペラペラと語り始めた。

果てには再不斬を"小鬼ちゃん"呼ばわりしだす始末だ。後ろに控えている部下は下品にゲラゲラと笑い、自身の優位な状況と優越感に浸っている。

すると白に「カリがあった」と言い足蹴にした。

それに激怒したナルトは突貫しようとするがカカシに止められた。

ナルトは再不斬に詰め寄り「本当に何も思わないのか」と叫ぶ。

本当に大好きで、命すら捨ててしまった白。


「………小僧……それ以上は…何も言うな……」


再不斬は涙を流していた。

ポロポロと、静かに涙を流し、己が抱いていた白への情と思いを吐露したのだ。


再不斬は道具として見てなどいなかった。

白を一人の人間として、"仲間"として、白を大切に思っていた。


「……っだてさ 白」

「「「!?」」」

何もない空間にノイズが走ると、なんとそこから死んだはずの"白"が姿を現したのだった。



.

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レキ(プロフ) - mokaさん» コメントありがとうございます!良かった!ちゃんた画像が貼れた…(泣)。 (2019年12月18日 23時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 一番下のリンクのやつが見れました! (2019年12月18日 22時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 今度こそちゃんと見れる! はず!! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - mokaさん» ちゃんと申請したのに?!Σ(゚д゚lll) (2019年12月18日 7時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - イラストのページが見つかりませんって出ましたー(泣) (2019年12月17日 23時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レキ | 作成日時:2019年10月24日 7時

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