マダラの妹其ノ百二十 ページ20
さっきよりも大掛かりに展開された鏡の牢獄。
凄まじい移動スピードは素の目で追う事はほぼ不可能だ。
「うわあ!」
「っだ…!」
「っ、シオン!もう一度さっきの術使えるか?!」
千本の攻撃から身を少しでも守ろうとしている中、サスケは先程の火遁・獄炎"冠菊"を使用出来るか尋ねてきた。
「…申し訳ない、んだけどっ!あの術はね…!
炎の熱量が、通常の火遁よりも高くて…胸で留める・口腔で圧縮…胸や口腔、肺に負担が掛かりやすくて チャクラもかなりの量を練るから、連発は出来ないんだよっ、ね!」
「っ、くっそ…どうする…!」
ああもう!ナルトが中入る前に止めようと思ってたのに(泣)!行動早すぎだってばよぉ!
「(せめて、二人を死なせない様にしないと…)
写輪眼!…二人は絶対に助けるから!」
「!君も血継限界の血を…」
私の写輪眼を見ると、どこか同情的で悲しげな白はポツリと言葉を零した。
攻撃の軌道を見切り、どうにか二人を庇いながらすかさず白への攻撃も仕掛ける。が、庇いながらではやはり決定的な攻撃をするのは難しく、なかなか上手くいかない。
「サスケ、落ち着いて相手の攻撃を見極めて!必ずサスケなら出来る!ナルトは私が守ってるから、サスケは自分の事に集中して!」
私の写輪眼を見たサスケは少し悔しそうに眉をひそめていた。でもサスケもとっくの昔に開眼しているんだよ。自覚がないだけで。
この戦いの中で、もう一度開眼させる事が出来れば、戦況は一気に変わる。
「…戦いが長引くほどボクが不利になりますね……
───これでカタをつけます!!」
そう言い狙いをつけたのは…サスケだった。
サスケは私から少し離れた位置に立っている。ナルトは私のすぐ後ろに倒れてるからターゲットをサスケに変えたのか。
「?!(なんてスピード!今のサスケには見切れない!)」
既に二人とも針山状態。ナルトは倒れたままでまだ動けそうにない。サスケは動体視力も反射神経も今の状態じゃ充分に発揮出来ない。
私が、動かなければ。
体内で一気にチャクラを練り上げ、脚へ集める。
刀を構え、雷の如く瞬く間に距離を詰める。
サスケの前に飛び込むと同時に刀を一閃し、全身を千本が貫いた。
「ッ、シオン!」
トドメと言わんばかりに喉と胸にグッサグサぶっ刺されて少し吐血し、私はその場に倒れた。
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レキ(プロフ) - mokaさん» コメントありがとうございます!良かった!ちゃんた画像が貼れた…(泣)。 (2019年12月18日 23時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - 一番下のリンクのやつが見れました! (2019年12月18日 22時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - 今度こそちゃんと見れる! はず!! (2019年12月18日 8時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
レキ(プロフ) - mokaさん» ちゃんと申請したのに?!Σ(゚д゚lll) (2019年12月18日 7時) (レス) id: 803b6b5daa (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - イラストのページが見つかりませんって出ましたー(泣) (2019年12月17日 23時) (レス) id: 1cdebf426b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レキ | 作成日時:2019年10月24日 7時