うちはマダラの妹に生まれ変わったんだけど誰か助けろて下さい−原作編2−【NARUTO】

マダラの妹其ノ百二十一 ページ21

「───シオン！目を開けろ シオン！！」

耳に音がこもって変に聞こえるな…。

やけに暗いなと思ってたら自分が目を閉じているんだと遅れて気付いた。

指も口も重りでも付いてる様に全く動かすことが出来ない。これじゃあ大丈夫だと伝える事が出来ない。

「彼女はボクに一撃をくれ…キミを守って死にました

大切な人を守る為に 罠だと知っていながら飛び込んでいける。 彼女は尊敬に値する忍でした…」

……あ、もしかして死んでると勘違いなさってる？？

「………黙れ…」

「仲間の死は初めてですか…」

「……黙れ…」

「ですが これが忍の道ですよ…」

「黙れ！」

サスケの悲痛な声が空気を震わせて私に伝える。

ごめんよサスケ！私超生きてるから！伝われこの思いッ！

「……ぶっ殺してやる」

伝わらないーーーー(汗)！！！

私が倒れる瞬間を見ていたナルトはブチ切れて九尾のチャクラが漏れ出している。

「シオン…少しだけ待ってろ───…仇を取ってくる」

サスケェーーーーッ？！

ちょっと待ってくんない？！

えええ？！二人仲良く共闘してくれるの嬉しいけどだんだんややこしくなってくるんだけどォ？！

ドッカンバトルが私の隣でスタートしちゃったんだけど！！

「(呼吸の精度をもっと上げよう…全身くまなく酸素を行き渡らせて…！)」

全身の痺れと停滞している血の巡りを再開させる…！！


早く…！早く…！



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