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「天使ってなんだよ」
ハハッと笑うジャッカルくん
…引かないのかドン引きしないのか
なんて優しい人なんだ
「おい、大丈夫か?」
心配そうに私の顔を除きこもうとする
『…あ!大丈夫です!あの、本当にこれいいんですか?』
私は手の平にのっているおにぎりを見つめて言う
「あぁ、かまわねぇぜ。どう考えてもブン太が悪いからな。それに沢山おにぎりあるしよ」
とジャッカルくんは手に持っていた
お弁当が入っている手提げ袋を見せつける
確かに沢山入ってそうだ
『…本当にありがとうございます。このお礼はまた』
「お礼なんていらねぇよ…じゃあな」
背を向けて教室へ戻っていくジャッカルくんの背中に心の中で敬礼をした
…
おにぎりめちゃくちゃ旨かった
お礼、どうしよう。めんどくさいからしたくないけど、流石に申し訳ないよな
今度購買であったら何か奢ろう
うん、いつになるかわからないけど
さ、帰ろ
教室を出ようとドアに手をかける
するとドア越しに見覚えのある人が立っていた
ガラッ
『どうも…』
私の顔はひきつった
何故なら
ジャッカルくんと私から焼きそばパンを奪った
赤い髪の丸井くんがふてくされた顔をしていたから
「ブン太から話があるってよ」
「は?ジャッカルが無理矢理連れてきたんだろ!?」
私の目の前で言い争いがおこる
私は
めんどくせぇと声に出しそうだったのを
一生懸命堪えた
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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時