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「演劇部?ってことは、おまえホッケ〜の知り合い?」
北斗の知り合いだという事を知ったからか、スバルは嬉しそうに友也に近づく。
というか、ホッケ〜って言われても誰かわからないのでは?
ちなみに私は北斗だってわからなくて、魚のホッケが友達なの?って言ってしまった事がある。
それを言った後の二人の悲しそうな顔といったら……。
スバルも北斗も、あの時は本当にごめんね。
「『ホッケ〜』って誰っすか?」
だよね、わからないよね。
「もしかして北斗先輩?」
……え?
「そうそう。やっぱり分かる人にはわかるよね〜☆」
そして、スバルはチラッと私を見る。
その目は明らかに私を可哀想な子を見るそれだった。
……わ、私だって本気でスバルがお魚さんと友達だって思ってなかったもん。
それにあの時はまだ知り合ってばかりだったっていうのもあったし。
私は仕方ないと思うよ、うん。
「ほ、北斗とスバルはユニット組んでるんだよ!」
一通り、心の中で言い訳をし終えた私はスバルの視線から逃げるように友也に向き直る。
友也は不思議そうな顔をしてるが、気にしないでね。
「へぇ。北斗先輩を『Ra*bits』に誘ったとき、『先約があるから』って断られたんですけど。A先輩たちのこと、だったんですね」
「え、北斗を!?北斗を誘ったの!?Ra*bitsに!?北斗を!?」
「A、顔と声がうるさいぞ☆」
突然友也が発した言葉に頭の情報処理が追い付かず、私は思わず叫んだ。
そんな私を見たスバルは上から私の頬をむにゅっと掴む。
でも、北斗が『Ra*bits』とか、言っちゃなんだけど違和感しかないよ?
そもそも系統からして違うような……。
「あははっ、Aのほっぺたモチモチだぁ〜☆」
私がそんな事を考えている間、スバルは私のほっぺたを触るのが気に入ったのかずっと触ってくる。
……いや、本当にいつまで触ってるの?
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セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時