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「うっ、零にいさんがそう言うなら……」
零にいさんの様子に罪悪感を抱いた私は、しぶしぶながらも提案を承諾することにした。
そんな私を見た零にいさんの顔に一瞬で喜びが走る。
……やられた。
「そうかそうか、それはよかったのう。」
私の頭を撫でて続ける零にいさんと、膨れっ面のまま撫でて続けられる私を見て、やっぱりおじいちゃんと孫……、と二人は呟いた。
「あっ、ところで零にいさんはどうして私を部室に呼んだんですか?」
そういえば、と私はもっともな疑問を口にした。
それに便乗して二人も、俺たちも知りたい!と同時に叫んだ。
……理由も知らずに私を誘拐したのか。
「ふむ、革命を起こそうとしておる彼らを見極めるためじゃよ。」
「なるほど。」
あぁ、この出来事はゲームでも見たことあるなぁ。
そうだ、確か晃牙が縛られている上に猿轡を噛まされているんだった。
うーん、とっても苦しいだろうな。
そう思ってキョロキョロと部室の中を見渡す。
「そういえば、晃牙は……?」
「ん?そこにおるぞ。」
零にいさんが指した方向を見ると、そこには縛られている上に猿轡を噛まされている晃牙の姿があった。
予想はしていたけど、やっぱり衝撃的な光景だ。
そのため、私は思わず目を見開いてしまった。
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セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時