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皆がひとしきり笑い終わった後、私と北斗は保健室に向かった。
皆いわく、やっぱり私の体調が心配だから、との事。
北斗はその付き添いだ。
もう授業も始まっちゃうし、何か悪いな。
「失礼します。」
「し、失礼します!」
それにしても、保健室が遠かったなぁ。
さすが夢ノ咲学院の校舎だ。
広いなんて言葉じゃ足りないくらい。
「……佐賀美先生、いないね。」
「はぁ……どこで何をしてる、あの怠慢教師。」
北斗たちのクラスの担任、佐賀美陣先生はどうやらお留守みたいだ。
この場合って、勝手にベッドとか使っても大丈夫なのかな?
「あっ、北斗。佐賀美先生には私から説明しとくから、教室に戻ってもいいよ?授業も始まっちゃうし。」
「いや、しかし……」
「北斗?……もしかして、私が革命の事とか嫌になっちゃんじゃないかって思ってたりする?」
「……あぁ。だが、お前に見放されても仕方ないと思っている。」
やっぱり、北斗は優しい。
こうやって、私の気持ちを優先してくれている。
でも、それは見当違いだ。
私の気持ちに変わりはないし、皆を見放すつもりもない。
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セラ(プロフ) - りむねこさん» 本当ですか!?ありがとうございます! (2019年12月16日 20時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
りむねこ - これからも楽しみにしてます! (2019年12月16日 8時) (レス) id: 5a6b080ae8 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ねむにゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月26日 18時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
ねむにゃん - 大好きです! 次の作品楽しみにしてます! (2019年10月26日 18時) (レス) id: e8673e3d7f (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - 黒石さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年9月28日 13時) (レス) id: d50daeedd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セラ | 作成日時:2019年9月15日 21時