第57話 ページ21
行動で示す…?
嫌な予感がする。というかむしろ嫌な予感しかしない。
それを察したのか、白雄兄様の顔に焦りが見えた。
『おっ…おいまさか…!!』
「…幸せになれよ」
そう言ってジュダルは悲しげな笑顔を見せた。
そして私を抱いていた腕を離す。
「!?うわぁぁぁぁあああああ!!!」
私はそのまま、落ちていく。
ぐんぐん近づいてくる地面。
地面に叩きつけられる…そう思って私は目を瞑った。
ふわり。
地面に着く直前、私の体は宙に浮いた。
恐る恐る目を開けると、そこにはアリババ君の顔があった。
「ギリギリセーフ…だな!」
にかっと笑うアリババ君の体には、ところどころ傷があった。
私を受け止めるため、この場所まで滑り込んできてくれたんだろう。
そう思うと、私は感謝と申し訳なさで涙が出てきた。
「ごっ…ごめんなさい…ありがとうアリババ君…」
震える私を、アリババ君はただ黙って抱きしめてくれた。
ああ、やっぱりこの人は、私を本気で愛してくれているんだ。
そして私も、アリババ君のことが大好きなんだ。
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綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» え…私の画力をですかあああ!?((すみませんありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます!頑張ります☆ (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 唯苺さん» 了解です!ありがとうございます!! (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - 天猫さん» ありがとうございます!!続編を過去のお話にするか少し未来のお話にするか迷っています(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
綺晶(プロフ) - AKB☆love☆さん» わわ、ありがとうございます!続編のネタ考え中です(笑) (2013年6月7日 19時) (レス) id: 679d8677c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺晶 | 作成日時:2013年4月15日 19時