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その時は覇気付きの蹴りや拳をお見舞いしてやろう
最悪顔の形変わるまでボコボコにしてやる




「……ふっ、アハハハッ
数ヶ月前まで姫だった女の言う言葉じゃないわね」

「姫であった頃でも同じこと言うぞ」




愛しい人に自分だけを見てほしいと思うのは何らおかしな話じゃないと私は思う
この世界は一夫多妻が認められていて側室なんぞ権力者なら当たり前な話だ
事実私や珱は豊臣秀頼様の側室になれと言われて大阪城へ攫われたのだから




「……女たちはどうするつもり?
ぬらりひょんの妻として、あんたは」

「追い出すの一択だな」

「本当にぬらりひょんの子供を孕んでいたとしても?」

「あぁ。あくまでも遊びで手をつけた女どもだろう?
そんな女どもが今更なんだ」




ぬらりひょんの妻は、この私ただ一人だ




「ぬらりひょんの過去の女なんぞに興味はない。
今も、これからも私がぬらりひょんの女だ」

「………Aって本当、惚れ惚れするほどいい女だわ」

「急になんだ」

「何でもないわよ」




となれば、やることはひとつよ。
雪麗はそう言って立ち上がりAの着物箪笥を開け放つ




「……雪麗?人の箪笥をいきなり漁り出すとは何事だ」

「あんたはうちの総大将の女。妻よ。
追い出すんなら徹底的にやる。
あんたを着飾って美しさで勝てないと滅多打ちにしたあとその気の強さで心も滅多打ちにしてやればいいのよ!」

「…………」




はて、私はなにか雪麗の変なスイッチでも入れてしまったのだろうか?
Aは思わずそう思った




「さぁA!やるわよ!!」

「……雪麗のそんなやる気、未だかつて見た事がないな」

「まだであって二ヶ月くらいで何言ってんのよ」

「そう言うな」




ムッとする雪麗に微笑みながらAは立ち上がり、近寄る




「雪麗のその提案、乗ろう。
さぁ雪麗、この私を美しくしておくれ」

「……任せなさい。
ぬらりひょんが惚れ直すほどの更なるいい女作り出してやるわよ」

「それは嬉しいものだな」




そして、私と雪麗の計画は始まった















(どの着物がいいかしら……)

(ぬらりひょんから沢山反物やら着物貰ってるからな)

(……ここはあえてこれかしら)

(……これか?)

(えぇ、コレにしましょう)

(わかった)

過去に興味はない→←+++++



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Yoduki(プロフ) - 面白いです!続きが楽しみです (2019年9月13日 23時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
Yoduki(プロフ) - 最高です!続きが楽しみです! (2019年9月9日 12時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 0429chuyaさん» コメントありがとうございます!頑張りますので、引き続き愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Yodukiさん» コメントありがとうございます!これからも愛読よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月25日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
0429chuya(プロフ) - とても面白くて大好きです!!もうすっごく最高です!!!!いつも続き楽しみにしてます!!!!!! (2019年8月22日 18時) (レス) id: d35d3612e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年7月29日 20時

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