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あの日は森へ薬草を探しに行ってたの。
私には仲良しの犬がいて、アルって言うんだけどね、まぁアルはまた今度紹介するとして、グルッペンを見つけたのはそのアルだったの。
洞窟の中をじっと見ているから何かあるのかと思ってみたら人が倒れて？座って？いるから驚いたわ。
たまに行く町にもこんな綺麗な金髪の人っていないからちょっと見惚れちゃった。
肩に傷を負ってたし服もボロボロ、一目でワケアリって感じがしたわ。
ちょっと怖かったけど近寄ってみたらすごい熱で急いで家に運ぼうとしたんだけど、意識のない人って重いねの、担ぐことすらできなかったの。
だから急いで家に帰って水と薬と包帯を持って戻ったの、水と薬を飲ませて傷の手当てをした時に一度だけグルッペン起きたのよ？覚えてないかな？
――無事だったか。世話かけるな…。
誰かと間違えてたのかな？そう言ってまた眠ったわ。
その時のグルッペンの赤い瞳がすごい綺麗だったし、少し微笑んだ顔がとても美人だったからどこかの国の王子様かと思ったわよ！
まさかこんなに偉そうで口が悪くて足癖も悪いなんて夢にも思わなかった！
ちょっと、痛い！冗談だよ！蹴らないでよ！
そのまま洞窟に一人で置いておくのも忍びないし、心配だったからその日はアルと３人でくっついて寝たんだよ。
危機管理能力？だから私、人を見る目はあるんだって！
まぁ王子様だと思ったのもあったけど、あのグルッペンが一瞬起きた時にね、すぐ誰かの無事を喜べる人だったからかな、悪い人じゃないってもう思ってたの。
あれ、どうしたの？照れてるの？耳赤いよ？痛い！んもー蹴らないでってば！
はぁ。それでね、次の日起きた時には熱も下がってたから一旦帰ってパンとミルクを持ってきたのよ。そこからはグルッペンも意識あったから覚えてるでしょ？
そういえば帰った時にアルいなかったね。グルッペンが怖くて逃げたのかも。
え、なんかショック受けてる？動物好きだったの？
ほら、もう充分話したでしょ？
病人は大人しく寝ててよ、私これからちょっと畑仕事してくるからさ。
グルッペンも傷が治ったら手伝ってもらうからね！王子様じゃなかったし！
ん？
・・・・・・もう！冗談言ってないで寝てなさい！
部屋の扉をバタン！と力強く閉めると部屋の中から高笑いが聞こえた。ちくしょう。
熱い顔を手で仰ぎながら畑へ向かう。
「俺が王子なら助けたお前はお姫様か？いつか国を手に入れたら嫁に貰ってやってもいいゾ。」
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なな - うん。 いや最推しにこんなんされたらもう本当ヤバいなぁ…((語彙力ｯ いやグルちゃんかっこええ~… (2019年9月7日 18時) (
レス) id: 49b689c972 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんイケメン…最推しです(*´ー｀*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 75さん» 75さんコメントありがとうございます！楽しんで貰えたなら幸いです！！続編も次回作も早くお届けできますよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - ひとちん様初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。この度は完結おめでとうございます！秀逸な作品構成にどきどきしながらページを送っておりました。続編、次回作共に首を長くしてお待ちしてます！体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。 (2017年8月22日 12時) (レス) id: 97ace52c10 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 水鈴さん» 水鈴さんコメントありがとうございます！感想とても嬉しいです！！2では二人のその後などを書かせて頂く予定ですので完成したらぜひそちらもご覧になってくれると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
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