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パンとスープを食べていると、テーブルを挟んで前の椅子に座る少女が口を開く。
「グルッペンさん、もしよかったらしばらくここに住みませんか？」
思いがけない提案に口へ運ぶ手が止まる。
「正気か？」
「ふふっ、なんですかそれ。」
「女１人の家に見ず知らずの男を住まわすなんて危ないだろ。」
「グルッペンさんは大丈夫ですよ。」
どこから来る自信なのかさっぱり分からない。
しかし少女の笑顔と言葉に何を言っても無駄なような感じがする。
正直この森を今すぐ出るのは危険だし、かといって食料確保のままならないあの洞窟へ戻るのも得策ではない。
だがこの有り難すぎる申し出を素直に受け入れるのはさすがに躊躇われる、自分といることでこの無垢な少女を危険に巻き込む恐れがあるのだ。
「俺は追われてる身だ。」
純粋な親切心にもはや騙して居座ろうなんて気持ちにはなれなかった。
「ふふっ、やっぱりグルッペンさんはいい人ですよ。普通なら黙って利用しちゃう。」
「……。」
「私、信じてますよ、グルッペンさんのこと。」
ふわりとあのチョコレートのような甘い笑顔に抵抗などできるすべなどなかった。
「グルッペンだ。」
「え？」
「グルッペンでいい、敬語も必要ない。しばらく世話になる、A。」
「うん！よろしくね、グルッペン！」
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なな - うん。 いや最推しにこんなんされたらもう本当ヤバいなぁ…((語彙力ｯ いやグルちゃんかっこええ~… (2019年9月7日 18時) (
レス) id: 49b689c972 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ＊ - グルさんイケメン…最推しです(*´ー｀*) (2017年9月10日 9時) (レス) id: ab38d97291 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 75さん» 75さんコメントありがとうございます！楽しんで貰えたなら幸いです！！続編も次回作も早くお届けできますよう頑張ります！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月22日 12時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
75(プロフ) - ひとちん様初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。この度は完結おめでとうございます！秀逸な作品構成にどきどきしながらページを送っておりました。続編、次回作共に首を長くしてお待ちしてます！体調にはお気をつけてお過ごしくださいませ。 (2017年8月22日 12時) (レス) id: 97ace52c10 (このIDを非表示/違反報告)
ひとちん(プロフ) - 水鈴さん» 水鈴さんコメントありがとうございます！感想とても嬉しいです！！2では二人のその後などを書かせて頂く予定ですので完成したらぜひそちらもご覧になってくれると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2017年8月21日 22時) (レス) id: 30a8058165 (このIDを非表示/違反報告)
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