時のパズル (ページ5)

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3話ページ5

父「やぁやぁ、しー君…お眠むだったのかなぁ？」

時「…ふざけるのは止めていただきたい」

ヘラヘラ笑いながら時雨を見るのは時雨の父
何処か遊び人のような感じだ

時「遅くなってすみませんね。で？何の用があって来たんですか」

父「我が愛する息子に会いたくなっただk「とか言ったら殴りますよ」あはは～冗談だよ」

父がそんな甘い事言うはずない
思わず睨む

父「用件は…ちょいとやらかした奴らがいてねぇ…掃除を…ね？」

笑っているが、目は冷やか

時「それだけなら…部下だけで良いのでは？」

父「いや、君に行ってもらう…あ、もしかして嫌なの？」

嫌なのかと聞かれる
時雨はそれには答えず

時「何か裏がありそうだな？父上」

父「…さぁ、ね」

これを気に時雨の父は帰って行った

時「…嫌な予感がしますね」

ボソッと呟くと腰の愛刀を見る

何も触れていないのに、カタリと動いた

～☆～☆～☆～

時「少々出かけてきますね。頼みますよ」

部1「俺らは行かなくて良いんすか！？」
部2「せめてお供を！」

一人で行く事に皆反対してるが、時雨は

時「今回は一人で楽しみますよ…大丈夫ですから、では」

と言って一人仕事の場所に向かった

～☆～☆～☆～

時「…ここか…？」

父に渡された住所、地図を見ながら進んだ
着いたところは古い大きな寺…
だが廃墟なのだろう
手入れされていないし、かなり古い

時「…」

ふらりと奥へ行けば、話し声が聞こえた
時雨はコソっと隠れて、盗み聞き

「今回はどうすんだい？お頭ぁ」
「作戦通りにっすか？」

「あぁ、作戦通りにすんぞ…さて、明日女連れて来い。顔がいい奴だ、良いな」

儀式か何かするのだろうか…

そう考える時雨
とりあえず、よく探るために時雨は考えた

時「…女って言ってましたね…ならば」

～☆～☆～☆～

「お頭顔がいい女って言ってが…今時中々いねぇんだよな」
「だよなぁ…無茶言うぜ」

ガタン…

この二人が歩いていると、近くで物音が

用心しながら近づくとそこには

？「あの…道に迷ってしまって…」

一人の美しい女がいた

「(おぉっ！これならいけるだろ！)」
「(あぁ！連れてくぞ！)」

ヒソヒソ話してニヤリと笑う
そしてなるべく優しく女に話しかける

「道に迷ったのか？なら明日道教えてやるよ」
「今日はもう遅いからなぁ…ここでゆっくりしていきな。お嬢さんの名前は？」

女は二人の言葉に微笑みながら言った

澄「澄鈴(すみれ)と…申します」