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△十話 ページ14

「レオ先輩いますかー……?」



角からひょこっと顔を出せば見慣れたオレンジ色の髪の毛が見える。
私の呼びかけに気づかないのは手元にある「あれ」のせいだろう。



「ほら、作曲やめてKnightsのレッスンしましょ〜……?」


「あぁ!誰だよやめろっ!世界に残る名曲が消えてしまうっ!!
……ってあれ、Aどうしたんだ?」


「名曲のことは置いといて、今日レッスンあるの覚えてました〜?私、早くレオ先輩連れて行かないと瀬名先輩の説教で寝る時間削れる……」



ただでさえ授業真面目に受けて毎日プロデュースしてるんだから、と付け足すとわははっ!ごめんごめん!と言い、反省してる様子が全く無いレオ先輩。



「……とりあえずここらへんの楽譜全部集めてさっさと行きましょうか」


「んー!分かった!仕方ないから作曲やめて手伝ってやるっ!」



いや普通私が手伝う側なんじゃ、というツッコミはギリギリのところで呑み込んだ。




*




楽譜全部集めた後、レオ先輩と二人で廊下を歩く。

奇行にさえ走らなければ結構イケメンだしモテるはずなのになぁ……



「Aー?俺の顔じっと見てどうした?」


「……奇行にさえ走らなければなぁ」



あはは、と苦笑いをしてるとレオ先輩はむー、と納得のいかない顔をしてた。

え、待って下さい何それかわいい。
凛月と真緒兄となずにゃん先輩とスーちゃんの次くらいに可愛い。


そんな変なことを考えていると、何もないところで躓いてしまった。



「おわっ……!」



これから体にくるであろう衝撃に備え目を瞑ったが、衝撃は一向にこない。



「あ、あれ……」


「A大丈夫か?わははっ、Aはおっちょこちょいだなっ☆」


「レ、レオ先輩……ありがとうございます」



目を開けると、私に抱きつくようにして私を支えるレオ先輩の姿が映った。

……いくらいつも眠そうだったり少し腹黒かったりしても、これでも私は女子だから、ね?
きゅん、となるわけですよ少し。


少し赤く染まった頬を手に持っている楽譜で隠しながら再びレオ先輩の隣を歩いた。




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レオ最推しだから絡ませたい。

あと私!iPodで更新してるんですけど、iPod音楽聞く以外使うなって言われました!!
なので家族の目を盗んでやりますね!!!

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べベンべエエェェ - この作品好き応援してる、だから頑張って (2022年1月16日 17時) (レス) @page14 id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
チョコトースト(プロフ) - 厚かましいのですが五奇人をば出してもらいたいな~なんて…_-)))チラッ (2017年10月4日 14時) (レス) id: e06a8be11d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク - リクエストします!trickstarも出してくれませんか? (2017年9月29日 1時) (レス) id: 4168600fc9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:平餅 | 作成日時:2017年9月9日 23時

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