8話 ページ11
エル「入ってくれ。」
貴「こうなった以上部屋には入らないといけないんですね。わかりました。」
部屋にはいると中にいたのは眼鏡をかけた女の人と兵長がいた。
会いたくなかった。
入ったらあの女の人は鼻息を荒くし始めた。
触ってほしくない。悪魔の末裔なんかに汚れられてしまう。
でもリヴァイ兵長と一緒に勝負をしているときは全然へいきだった。楽しかったからかな?
今は触ってほしくない。
ハ「エルヴィン!お帰りーって誰々?」
エル「新兵の子だ。」
リ「!」
貴「A・レオンハート。なぜここに連れてこられたのかはわからない。」
そういって私はリヴァイ兵長の方を向き軽く頭を下げる。
エル「なぜここに連れてこられたのかというとな、先ほどもいった通り、調査兵団に入ってほしいということだ。」
それだけでわざわざここに?
貴「私も先ほど言いました。調査兵団に入るつもりはないと。私の所望は憲兵団です。」
ハ「えっ?憲兵団に行くの?」
貴「名前…。」
ハ「あー!私はハンジ・ゾエ。よろしく。」
貴「ハンジさん。その憲兵団に行くの?ってことで質問があります。なぜ疑問系なのでしょうか。」
ハ「憲兵団は、お人好しだ。都合のいいことばかり言っておいて…。だからAちゃんには入ってほしくないな。って思っただけさ。なんせ私達調査兵団と憲兵団は、敵同士みたいな感じだからね。」
調査兵団と憲兵団が敵同士か。
私もあなたたちとは敵だからとは…言えないな。
貴「私は憲兵団に入るつもりで来た。だけどそこまでして私を入れたい理由はなんですか?」
エル「人類の勝利だ。」
人類の勝利?それだけ?
貴「それだけのために私を調査兵団に入れたいんですか?」
エル「我々調査兵団は毎回の壁外調査でたくさん兵士を失っている。君みたいな逸材がいれば我々も兵士を多く死なせるということが減るかもしれないからだ。」
今のエルヴィン・スミスの瞳にはしっかりとした希望のようなものが溢れていた。
本当は断るつもりだったが、少し考えたあと私はこういった。
貴「調査兵団に入りましょう。」
そういったあとエルヴィン・スミスの方を見ると口角が上がっていた。
気味が悪い。
そう思いながらも私も口角を斜めにあげた。
私が調査兵団に入った理由は進撃の巨人の力と始祖の巨人の力を持ったやつを探すためだ。
絶対見つけて故郷に連れて帰る。
そう決めた。
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作者名:hinataorenji | 作成日時:2019年8月23日 15時