1話(サビ前まで) ページ2
なぜこの私が純情少女と勘違いされるのか。答えは簡単、完璧だからだ
完璧だからこそ全校男子に狙われ、アピールされ、告白される
私は今まで先輩としか付き合ったことがない。
先輩の方が後輩に良くしてくれる……親が姉より妹を大事にするのとほぼ同じだ
もちろん初体験も先輩だった。
初体験は大惨事……大出血だった
でも、先輩のおかげでもう恥ずべきものは無くなった
もう大惨事にはならなくて済む。
ありがとう先輩
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1番最初に付き合った先輩がくれたヒラヒラな朱いリボン。私はこのリボンがお気に入りだ。
今まで付き合ってきた先輩達に褒めて貰えた……とても大事なリボン
ぶっちゃけ他の先輩の貢いでくるものは……まぁ……うん……
今日もこの朱いリボンを付け、登校し、褒められ、下校する
「バイバイ」
プリマの放課後。家でも気を抜かない。私はいつでもどこでも完璧では無いといけない
勉強中、窓を見ると、近くの公園で遊ぶ健気な小学生や、待ち合わせをしている人など、沢山人がいた
「これが青春か、汗と涙でベトベトで大変そうですね」
そう嘲笑った
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(次の日の学校)
ユラユラ揺れるジャンパースカート……女子たちの制服
ひっそり覗くスラックス……男子や先輩達の制服だ
ふと前を向くと、先輩と目が合った
他の先輩の目もあるため、戸惑うフリをした
これが……校内男女の複雑な関係。
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作者名:凛々香 | 作成日時:2023年9月16日 21時