イナイレの世界3

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前半が終了し、ベンチで休憩しているけど……｢疲れた｣等の声は無く、辺りはシーンとしている。…まあ、当たり前と言えば当たり前なんだけど。

吹雪君が抜けて戦力ダウンし、治兄の圧倒的な力でシュートを決められ、究極奥義が破られ…もう…ヤバい。色々と


綱海｢なーに！正義の鉄拳が通用しねぇなら、その分、俺達が頑張りゃいいだけだ！だろ！？｣


壁山｢そ、そうっスよ！俺、頑張るっス！｣


一之瀬｢…でも、点を取らなければ勝てない｣


どうしたもんかと思っていると、鬼道君が立ち上がった


鬼道｢チャンスがあれば、積極的にシュートを狙っていこう。今キーパーをしているゼルが、デザームより実力が劣っているとすれば、俺達にもゴールチャンスがある筈だ。
必ず点を取ろう！そして勝つんだ！｣


隆一郎…あなた今治兄より実力が劣ってる可能性期待されてるよ…

思わず半目になりながら隆一郎を見てしまった





デザーム｢ここまでで、私のお前達に対する興味は無くなった｣


木暮｢え？｣


デザーム｢よって、今からお前達を潰しにいく。覚悟しろ｣


潰しにって何、潰しにって…え、こ、怖…


ﾋﾟーーーーー！


角間｢雷門中対イプシロン改！後半開始！雷門逆襲なるかァ！？｣


リカがボールを持っていたが、早速治兄に取られてしまう。

そして前半のように僕らを蹴散らしながらゴールの前まで行き、グングニルを打った


塔子｢簡単にはやらせないよ！ザ・タワー！！｣


壁山｢ザ・ウォール！｣


円堂君の前に出て粘るも、塔子ちゃんと壁山君のダブルディフェンスは砕かれてしまう。

即座に円堂君が正義の鉄拳を出すが…こちらも、またも打ち砕かれてしまった


綱海｢入れさせねえ！！｣


ゴールに入るかと思いきや、綱海君が割って入った


角間｢綱海が飛び込んできた！だがグングニルの勢いの方が上だ！｣


綱海｢舐めんな！うおおぉぉおおお！！｣


角間｢なんと綱海、ゴールポストを利用してボールを止めたァ！！捨て身のDFで、2点目を防ぎました！｣


まさかゴールポストに足を引っ掛けるとは…僕(二重の意味で)絶対出来ないな…流石だ


円堂｢綱海、大丈夫か？｣


綱海｢これくらい、どうって事…ｯ！

…皆で守って、勝とうぜ円堂！｣


デザーム｢グングニルを止めるとは…これは潰しがいがありそうだな｣

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