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107話 ページ8

「灰崎はお前の味方だそうだ」

「……いや、嘘でしょ」


灰色君の後ろにいた赤色君には見えなかったかもしれないけど、あれは味方がする表情じゃなかったよ。

何故疑うのかと赤色君に聞かれたので、今睨まれたんですと話せば、赤色君は口を閉ざして何やら考え始めた。


「お前がボロを出すと思ったんじゃないのか? お前、灰崎に引きつけ役を頼まれたんだろう?」

「役に立ったのか知らないけど、一応やったよ」

「……一つ聞くが、お前が部室に来るとき、須藤は部室の前にいたか?」


私は首を横に振り、部室に向かう途中で2人に合流したと話す。

すると、赤色君は「どうやら役に立ったようだぞ」と微かに笑いながらそう言った。


「まず、私は何のために引きつけ役をしていたの?」

「須藤に部室の外から話を盗聴されないためだ。お前が須藤を足止めすることで、彼女をこちらへ来れなくするという作戦だったらしい」


なるほど、でも私わりと早く会話終わらせちゃったよね?

どうして凪沙ちゃんはその後部室に向かわなかったんだろう。

いや、違う。

盗聴前提で話を進めてる赤色君たちがおかしいんじゃないか?


「赤色君たちは、どうして凪沙ちゃんが盗聴しに来ると思ったの?」

「今までの行動がほとんど不発に終わっている彼女が、簡単に人を信じると思うか?」

「……思わない」


だからこその疑問。

私が出て行った後に向かえばまだ間に合ったかもしれないのに。

どういう心境の変化?

私との会話で、灰色君への好感度が上がった可能性なんてある?

というか、私凪沙ちゃんと何を話したっけ?

もうよく覚えてないや。

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月夜 黒輝(プロフ) - 新感覚で面白かったです!なんかアレですね、自分の方がいいのにっていう嫉妬なんですかね?可愛いと思えました!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年6月24日 21時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい。応援しています! (2019年5月4日 2時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ありませんが、リクエストはご期待に沿える自信がないため受け付けておりません。コメントありがとうございました。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月27日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋寄@紅鬼姫さん» こちらこそ、お読みいただきありがとうございます! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月20日 17時

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