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143話 ページ44

――さて、どうしてこうなった?

それは休憩時間後、洗濯機のスイッチを押したときのこと。

突然扉が開いたかと思えば、立っていたのは凪沙ちゃん。

戸惑う暇も与えられず、「手伝って」と腕を引かれ、準備室へ連れて行かれた。

そしてそこで前にやっていた作業、ボトル洗いをさせられる。

いやマネージャーだから私がやるのは間違ってないんだけど、今まで手伝ってなんて言われなかったし、凪沙ちゃん高スペックだから一人で出来てたじゃん?

急にいつもと違うことするのやめて、電話かかってきたとき並みに心拍数上がってるから!!

あと、疑問もある。それはボトルを洗っているのが私だけということ。

手伝ってって言って連れてきたのに凪沙ちゃんは私の後ろで腕を組んで突っ立っているだけ。何このシチュエーション怖い。


「やっぱり……」


 ボトルを洗い始めて数分後、私の背後で黙っていた凪沙ちゃんが声を発した。


「やっぱり、何もないのよね」

「な、何が……?」

「声も別に、惹かれるってことはないし」


顔も別に。と突然私をディスり始めた凪沙ちゃん。面と向かって言われると結構クるものがある。

そして彼女の表情、私を睨むことすらしていない、もはやジト目である。


「……貴方、何なの?」

「えっ、いや……人間です?」

「……そう、他の子と何も変わらない人間なのにね。何なのかしらね、この現状は」


まさかの人間という回答が正解だった件について。

ていうかもしかして私またディスられてる? いやでも周りと変わらないって別に悪口じゃないというか……なんて答えればいい?

144話→←142話 紺野side



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月夜 黒輝(プロフ) - 新感覚で面白かったです!なんかアレですね、自分の方がいいのにっていう嫉妬なんですかね?可愛いと思えました!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年6月24日 21時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい。応援しています! (2019年5月4日 2時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ありませんが、リクエストはご期待に沿える自信がないため受け付けておりません。コメントありがとうございました。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月27日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋寄@紅鬼姫さん» こちらこそ、お読みいただきありがとうございます! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月20日 17時

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