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132話 ページ33

「それで? 私に何の用なの?」

「あー……いや、ちょっと聞きたいことがあんだよ」


そう言って、続けてシンタローの名前を出せば、須藤は微かに反応を見せる。

これ確実になんか知ってるだろ。確実にこいつがなんかやらかしたろ。

相変わらず何も上手くいかねぇなこいつ、という呆れを含んだ眼差しで須藤を見ていれば、須藤が口を開いた。


「ちょうどいいわ、私も緑間君のことで貴方に話したいことがあったの」

「……で?」

「緑間君には何も聞かなくていいわ。彼が私を嫌っていることは明白。時間の無駄ってこと」


確実に嫌われるようなことをしたってか?

クッソ、勝手に動いてオレの恋人ごっこ延長大作戦の邪魔しやがって……。

敵は味方に居やがったぜ、まったく……最悪の気分だ。部活サボりてぇ。


「あと、赤司君にも聞かなくていいわ」

「赤司にもなんかやらかしたのかよ」

「違うわよ。ただ、赤司君には自分で聞くわ。他のキセキの世代の意見を聞き終わった後に、自分で」

「……つまり、あとは紫原と黒子だけってことか」


オレの言葉に、須藤も少し間を空けて「そうね」と答えた。

何なんだよ、さっきからその間はよぉ。

まーたろくでもねぇことでも考えたか? 馬鹿なんだからやめときゃいいのに。

だがオレは特に今の間について問いただすことはせず、恐らく怒り狂っているであろう主将のもとへ嫌々ながら足を動かした。

133話 紫原side→←131話 灰崎side



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月夜 黒輝(プロフ) - 新感覚で面白かったです!なんかアレですね、自分の方がいいのにっていう嫉妬なんですかね?可愛いと思えました!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年6月24日 21時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい。応援しています! (2019年5月4日 2時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ありませんが、リクエストはご期待に沿える自信がないため受け付けておりません。コメントありがとうございました。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月27日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋寄@紅鬼姫さん» こちらこそ、お読みいただきありがとうございます! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年4月20日 17時

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