検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:116,905 hit

113話 ページ14

今日も始まった、オレだけが楽しい恋人ごっこ。

とは言ったものの……須藤がオレと親しくするのは基本部活動の間だけ。

理由は『キセキの世代がその場にいるから』だ。

この恋人ごっこの目的は、あいつらの気を引くためのもの。

だからあいつらのいない場所じゃ、オレたちの関係は恋人同士から部活仲間に降格する。

オレとつるんでるとこをクラスメートたちに見られたくないんだとよ。

いや、隠したところで普通にバスケ部員から情報漏れるだろ。

そう思ったが、言うのも面倒だから放っておいた。


さて、いつどこにリョータを呼び出すか……。

須藤に絶対聞かれたくねぇからな、場所と時間は慎重に決めた方がいい。

あークソ、あいつらにスパイだってバラすの早すぎたか?

須藤に後でもつけられたらぜってぇバレる。

ぜってぇリョータの反応でバレる。

いや、須藤だけじゃない。

他の生徒にもあんま見られたくねぇ。

どこに須藤の手下が潜んでるのかわからねぇ。

オレ以外に手下がいるのかは謎だがな。

でもあいつ、人望は厚いだろ。

いい子ちゃん演じてるし。

……で、結局どこに呼び出すか。

………………あ、そうだ。

男子トイレなら、須藤は確実に会話の内容を聞くことは出来ない。

そしていい子ちゃんの須藤が男に『トイレに行って会話を聞いて来い』なんて頼めない。

いやーオレ冴えてるわー。

次に考えんのは時間だが……あれだな、昼に屋上から戻る際、連れションにでも誘えばいいか。

考え事も済んだことだし、寝るか。


授業が始まっているであろう時間帯、オレは一人、屋上で寝そべり目を閉じた。

114話→←112話 灰崎side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (206 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
543人がお気に入り
設定タグ:黒バス
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月夜 黒輝(プロフ) - 新感覚で面白かったです!なんかアレですね、自分の方がいいのにっていう嫉妬なんですかね?可愛いと思えました!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年6月24日 21時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 続きが楽しみです!更新頑張って下さい。応援しています! (2019年5月4日 2時) (レス) id: 72403510b8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 申し訳ありませんが、リクエストはご期待に沿える自信がないため受け付けておりません。コメントありがとうございました。 (2019年4月27日 13時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月27日 10時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 緋寄@紅鬼姫さん» こちらこそ、お読みいただきありがとうございます! (2019年3月11日 19時) (レス) id: 2e9e872d87 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年4月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。