【黒子のバスケ】恋の詰まった蜂蜜パフェ【宮地清志】 (ページ5)

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恋のデザート 3 ページ5

朝練を終え教室に戻る。

宮地とは相変わらず喧嘩をした。

あいつの口からは暴言しか出てこないから一緒にいるとストレス溜まってしょうがない。

そんな部活を終え、ようやく不自由なく生活を送れるようになる…

が、不運にも宮地とは同じクラス。

なんで教室でもあいつの顔を見ないといけないの…

ｶﾞﾗｯ

『おはよー』

女1「あ！Aおはよー！ねぇねぇ、今日も宮地君かっこよかった！？」

『えー、私はやっぱあいつなんかかっこいいと思えないけど』

女2「ほんともったいないよ。Aも宮地君のかっこよさを知るべき！」

『何度も言ってるけど、私は一生あいつなんか好きになんてなれないね。これは断言出来る』

そう、宮地はモテる。

このように、同学年の女子、それどころか他学年にもモテているのだから相当だろう。

黙ってればまぁイケメンだろうに、喋り出すと物騒な言葉しか出てこないからだめなんだよ。

てかまず、他の女子と私への態度が明らかに違う。

あんな直に暴言なんて言われるなんて夢にも思ってないんだろうな、女子達は。

ｶﾞﾗｯ

宮「うぃーす」

男1「おー、宮地はよー！」

宮「おー、はよ。今日も元気だなお前」

男1「元気だけが俺の取り柄だからな！」ﾄﾞﾔｧ

宮「ドヤ顔うぜぇ、轢くぞお前」

男1「ちょwやめろよwww」

男2「いいぞーもっとやれー！」

宮地が入ってきて騒ぎ出す男子。そしてざわつく女子。

女子は「あっ宮地君入ってきた！」「やっぱ今日もかっこいい…！」「爽やかに挨拶する所もほんと素敵！」などと話している。

一応3年間バスケ部で共にしている私からしたら、とても爽やかには見えない。

まあ確かに楽しそうではあるが。

女1「あーもうほんとにかっこいい…やっぱ彼女とかいるのかな？」

女2「そんな噂は聞いたことないけど、いそうだよね！いたとしたらどんな人なんだろ？」

『正直言ってなんであいつをかっこいいと思うのか私にはわかんない』

ほんとに、あんな暴言とパイナップル投げてくる人間なんて普通かっこいいと思えないでしょ。

宮「おいA」

話をしてれば、不意に聞こえる聞きなれた声。

『何、宮地』

宮「今日の昼休みミーティングやるから昼食持って視聴覚室集合。大坪が伝え忘れてたらしい」

『はいはい。分かったからさっさと戻ってよ』

宮「言われなくても」

そう残して宮地は戻っていった。

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