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「見えてるよー?」 ページ41

Aside


玲央ちゃんのダブルクラッチは決まらなかった。その影響で火神の不調は無くなった。

貴方「さすが二年、て感じだね。」
樋口「だな……そう甘くいかねぇな」

試合終盤、誠凛は黒子を投入。

──ブッ
根武谷「おっと屁が」
実渕「なんで出るのよこんな時に!?………っと、ごめんなさいね」

黒子「………………いえ」


樋口「…気付いてないみたいだな。誠凛側」
貴方「だね。」

それに、問題はそれだけじゃない。
赤司が千尋にイグナイトを教えてる。……つまり、洛山は全員そのパスを取れる


赤司はこうなることを知っていた。だからドリブルやシュートは身に付けさせなかった。

消えるドライブ、幻影のシュート

そんな派手な技を使う選手、周りがほっとくわけないもんね。
そしてさらに決定打は準決勝のブザービーター。


彼が努力したのは分かるよ。でもね、それに気付かなかったからお前は、影にすらなれない


赤司「なまじ光ることを覚えたばかりに、お前はもはや影にもなれなくなった。

見るに堪えない愚行だよ。唯一最大の長所を自ら手放すとは。幻の6人目でなくなったお前では、すでに並みの選手の価値もない。

こうなることに今になるまで気づけなかったなんて、失望したよテツヤ。」


黒子を入れたまま第1Qは終了。最後はどういうつもりだ…?

実渕「んもうっ!やられたわァ。最後の3P!」
根武谷「チッ同点かよ」
葉山「流石にやんねー誠凛!OFとかヤバイよっ!」

白金「だが想定を越えるほどではない。様子見はここまでだ。
火神のゾーンもとけたし選手個々の調子も把握した。第2Qはプラン通りで問題ない。
いいな赤司」

赤司「………はい。誠凛の力はもう十分わかった。ここから先は蹂躙するのみだ。
小太郎、永吉、玲央。点をとってもらうぞ。

ボールを回す。秀徳戦ではホークアイの使い手がいたせいで使わなかったが…。
それほど視野の広くないイーグルアイならば使えるルートはある。」


ま、秀徳戦で使わなかったからいい感じに不意討ち出来そうだけどね。

「試合はどんどん進んでいく」→←「男子の部、ファイナル」



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作者名:ハク | 作成日時:2020年4月5日 14時

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