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『兄さん、ご飯だよ』
「あ、おかえり。A」
ヘッドホンをかけていた兄さんが振り向く
若干眠そうで、また何時間もやってたんだなと思う
『また曲作り?』
「そう、」
兄さんは会社に入る前は音楽活動をしたくて歌の練習をしていたけど、家族の為に夢を諦めたのだ。
その時の兄さんの悲しそうな顔は今でも忘れない
『ほんとに音楽が好きだね』
「うん、まふと曲作っていつか歌いたいんだ。」
『頑張って、応援してる』
なんて言えば悲しそうな顔をする
「多分、もう無理だよ。
歳的にも、音楽界に入るのは難しい。」
また来世に期待だね、と兄さんは笑った
うん、きっと兄さんなら大丈夫だよ。
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遥 - 何回も読み直してますが、毎回泣いてしまいます。これからも頑張ってください!素敵な作品をありがとうございました! (2019年6月18日 21時) (レス) id: dd13cd4910 (このIDを非表示/違反報告)
苺ラテ - あれ?目から水が…。最高すぎん?この小説。主さん天才( ˙-˙ ) (2019年1月11日 23時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
うーろんちゃ(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁめっっちゃ泣けました!!!!小説でこんなに泣いたのめったにないです!!!素敵な作品をありがとうございます(真顔) (2018年6月22日 9時) (レス) id: a5b53f8440 (このIDを非表示/違反報告)
sugar - 感想送るのは初めてですが、ずっと見させて頂いてました!本当に最高です。久し振りにこんなに泣きました‥(´;ω;`) (2018年1月28日 1時) (レス) id: 999e37a267 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 久しぶりに胸がきゅっとなりました(泣) (2017年11月12日 20時) (レス) id: e37e2bd6da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PAIN x他1人 | 作成日時:2017年8月23日 11時