＃ポチャリ ページ14
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女に話し掛けると一瞬だけ驚いた表情を見せたが、おれの事を知っているのだろう。すぐに媚びを売るように馴れ馴れしく触れてきた。
あぁそういえば変装してなかった。セナにはかなり言われているはずなのに。スキャンダルになってしまうかもしれないのにも関わらずおれは今日限りはこのままでよかったと思えた。
「君たちが話していたAという子の話が聞きたいんだ。よければ聞かせて貰えないかな。」
「え、も、もちろんです！！」
チョロい。チョロすぎる。
こんなにも簡単に教えてくれるだなんておれとしては嬉しいけれども。
ニヤけそうになるが目の前にいる女たちにバレるわけにはいかなくて何とか表情を保つ。
「あ、あの....どうしてその子について知りたいんですか？もしかして知り合い、なんですか？」
探るかのようにおれに質問してくる一人の女は何処か警戒しているように見えた。チョロい、と思っていたが一筋縄ではいかないという事か。
だがしかし、おれとAの関係を言ってもいいのだろうかと悩む。もし言ってしまえばAに危害が加わるのではと思ったから。
まぁおれがAに関して聞いている時点で既に危ないんだけど。
「....前にハンカチを貸してくれたんだ。だからそのお礼に何か渡したいんだけど....生憎彼女とは学科が違うから中々会えないんだ。」
「....そうだったんですね！」
咄嗟についた嘘に誰も疑わなかった。
こんな嘘に騙されるとかこいつら大丈夫なのかと思いつつ騙せたならばよかった。
「知っている事で構わない。その子に関する情報を教えてくれないかな。」
「いいですよー。」
その後こいつらはベラベラとAに関する情報を教えてくれた。正直、別のAの話だったらどうしようかと思ったが確認のために苗字も聞いたら普通にビンゴだった。
話を聞いている時、一つだけ気になる所が。＿＿＿＿＿劣等生と呼ばれていたとはどういう事なのだろうか。
「勉強も運動もできなくて、行事がある度に足を引っ張る事が多かったんですよ。それを見てイラついた一人の男子がそう呼ぶようになって....それが段々と広まってしまったんですよね。」
あのAが、と驚きを隠せない。
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からかわないで、月永くん。
よろしければ(o_ _)o
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あませ(プロフ) - ほたるさん» コメントありがとうございます。徐々に重くなっていく話ですが、最後まで書ききれるようにします。更新ペースが遅くならないように頑張ります！ (2020年3月2日 18時) (
レス) id: eaae7a7c94 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - めちゃめちゃ好きな話です！続きが楽しみすぎます！！ (2020年3月2日 17時) (レス) id: 101ac6905b (このIDを非表示/違反報告)
あませ(プロフ) - 瀬永ゆうさん» コメントありがとうございます。それなですｯｯ！月永くんって本当に可愛いですよね( > < )お身体のお気遣いありがとうございます。これからも頑張っていこうと思います！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: eaae7a7c94 (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - レオぴ好きだ...可愛いかよッッ！お身体にも気をつけて頑張ってくださいね！応援しています(*´ω`*) (2020年2月15日 9時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あませ | 作成日時：2020年2月13日 18時
