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『あ、このシンプルなハンカチ。妹ちゃん好きそうじゃね？』
「あー、確かに。」
最近できたばかりの雑貨屋さんに行くと、そこには可愛らしい商品が沢山並んであってかつ種類が豊富だ。
なんだここ。雑貨屋さんは、小さい頃に行ったような気がするけれど、それ以来行っていないから正直テンションアゲアゲ状態中。
『てかせっかくだし、妹ちゃんとお揃いか色違いの物を買えばいいんじゃね？』
「....おまえって、結構プレゼント選びに向いているんだな。」
『もっと褒めてもいいよ。』
「あ、今の取り消す。」
月永くんが！！デレた！！取り消されたけどデレたから全然おっけー！！
今の言葉、録音すれば良かった。
月永くんデレコレクションにしようかなと考えたんだけどね？？
『ねぇ月永くん！これはどうかな？』
「ちょ、デカい声出すな馬鹿！.....音符が付いているハンカチ？」
『妹ちゃんを写真でしか見た事がないから、何が好きなのかは分かんないけど。多分、月永くんと同じで音楽が大好きなんじゃないの？』
待って、今の私カッコイイ。
きっと私は悩み相談に向いているような気がしてきたわ。アドバイスだって意外にもできていると思うしね。
「....これにする。」
『え、まじか。』
「おまえが言ったんだろ。あとは....色違いのハンカチを選んで買えばいいか。」
手こずりそうなプレゼント選びが、案外早く終わってびっくらこいた。
月永くんは、レジに向かって会計をし、ラッピングをお願いしたのか小さな番号が入ったカードを手に持っていた。
『うんうん、これでよし。』
妹ちゃんのプレゼント選んだし、もうこれで解散かなぁ。だとしたら、家に帰って借りた漫画でも読むとするかな。
「ごめん、待たせたな。」
『.....早く来ないとか、意味分かんないんだけど？？？』
「おい、さっきのおれの言葉パクンな。」
『だから足を踏むのはやめよう！？』
家に帰ったら、絶対赤くなってる。月永くんの足踏みはトラウマになりそう。
『さてと、帰るか！』
「は？何言ってんのおまえ。」
『目的を果たしたし、帰るのでは？』
「ダメ。今日一日は、おまえの時間はおれのものだから。」
え、少しキュンときた。
「次行くぞ。」と私の手を握って、雑貨屋さんを出た。
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あませ(プロフ) - まえむさん» コメントありがとうございます。面白いと言っていただき、とても嬉しく思います。冬休みに入り、更新できる時間が前より増えたので、これからも皆さんのご期待に答えられるような作品作りをしていきたいなと思います。 (2019年12月26日 0時) (
レス) id: 51005a7257 (このIDを非表示/違反報告)
まえむ - すごく面白いです！更新待ってます！ (2019年12月25日 0時) (レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
あませ(プロフ) - まえむさん» コメントありがとうございます。一気に読んでしまうとは....とても嬉しいです。更新は少し遅くなってきていますが、しっかりと更新していきたいと思います。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: 51005a7257 (このIDを非表示/違反報告)
あませ(プロフ) - しいたけさん» コメントありがとうございます。最高という有り難きお言葉、とても嬉しく思います。ボチボチとですが、皆さまが楽しめるような小説作りに励んでいきたいと思います。 (2019年12月14日 1時) (レス) id: 51005a7257 (このIDを非表示/違反報告)
まえむ - 面白すぎて一気に読んでしまいました。更新頑張ってください！！！ (2019年12月13日 22時) (レス) id: 572cac2bfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あませ | 作成日時：2019年8月29日 15時
