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62話 ページ13

「お久しぶりです、冨岡さん」




「どうした」





相も変わらず冨岡さんはクールだ





「お別れの挨拶に来ました」




「…………そうか」





あまり驚いてる様子はない




冨岡さんのことだから察してくれているのかもしれない





「冨岡さんに出会わなければ、私はここにいなかったと思います。私を鬼殺隊に連れてきて下さってありがとうございました」





こっちの世界に来てから初めて会ったのは冨岡さんだった




右も左も分からなかった私をお館様の元へと案内してくれた




奇跡ともいえるその出会いがなければ、煉獄さんにも会えていなかったし救うために動くこともなかった





「俺は俺のやるべきことをしただけだ」




「ふふっ…そういうと思ってましたよ」





深くお辞儀をしてその場を去ろうとしたが、足を止めて顔だけ冨岡さんの方に向ける





「炭治郎たちのこと、よろしくお願いします」





それだけ言ってその場を後にした




その後、隠の方が来てくれて産屋敷邸へ向かった




煉獄さんとのお話はもう終わっていてそのままお館様の元へと案内された





「こうして話すのは久しぶりだね、A」




「はい」




「ついに、Aにとってとても重要な日が来る。Aはどうしたいかな?」




「私も煉獄さんと共に無限列車に任務に向かいたいです。上弦が出るかもしれない危険な任務だと分かっています。でも、ここで行かなければ私がこの世界に来た意味はありません………たとえ、この世界と別れることになっても」





私はまっすぐお館様の目を見ながら話す





「それがAの責務なんだね…分かったよ」




「ありがとうございます!!」





床に頭を擦り付ける勢いで頭を下げる





「短い間でしたが、本当にありがとうございました!!」





お館様には本当に感謝しきれない





「きっとまた会えると僕は信じているよ。Aは自分が正しいと思う道を進みなさい」





最後までお館様は変わらない優しい声と笑顔だった




産屋敷邸を後にし、煉獄家に戻ると任務へ行く準備をしている煉獄さんがいた




私も一緒に任務に行くことを伝えると、





「ダメだ!!」





やはり、予想通りの返事が返ってきた

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向日葵(プロフ) - とうめいさん» とうめいさんコメントありがとうございます!最後まで読んで下さりありがとうございます!新作もお楽しみにです!笑 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - えのきさん» えのきさんコメントありがとうございます!嬉しいお言葉…そう言っていただけて嬉しいです…。 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんコメントありがとうございます!嬉しい言葉…ありがとうございます! (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
とうめい - 完結おめでとうございます!!!毎日わくわくしながら最後まで読ませて頂きました!それと新作私も宇髄さんのやつがいいかな…と考えております…!新作も頑張ってください!! (2022年2月4日 19時) (レス) @page35 id: 4fdb593f0d (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - はじめまして。えのきといいます。トリップものが好きで、ずっと追わせていただいてました(*^^*)完結おめでとうございます!本当に素敵な作品をありがとうございました(*^^*) (2022年2月4日 15時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年10月20日 23時

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