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61話 ページ12

「兄上、今日からまた任務ですか?」




「うむ!お館様から呼ばれていてな!おそらく新しい任務についてだろう!」





数日後、煉獄さんはお館様に呼ばれた




おそらく無限列車についてだろう




しのぶさんと話した後、煉獄さんは任務へ向かう





「そういえば、Aもお館様に呼ばれているそうだな!」




「はい、煉獄さんとのお話が終わる頃に向かう予定です!と、いっても隠の方が連れていってくれるんですけど」




「そうか!では、先にお館様の元で待っているぞ!」





こうして千寿郎くんと一緒に煉獄さんの背中を見るのは何度目だろうか




でも、今回はいつもと違う




本来ならこのまま煉獄さんはもう帰ってこないのだから





「千寿郎くん」




「はい!」




「煉獄さんは必ず帰ってくるからね」





いや、私が必ず死なせない




優しく千寿郎くんの頭を撫でる





「……Aさん?何かありました…」




「さて!私もいろいろ用事あるから出かけるね!」




「あ、Aさん!」






千寿郎くんの言葉を遮って私はさっさと出ていく




あのままあそこにいたらいつ涙が出てもおかしくなかった





「おはようございます、宇髄さん」




「よう、どうした?」





煉獄家を後にした私はまず宇髄さんの元へとやってきた





「ちょっとご挨拶に」




「……そうか、ついにその時が来たってことか」





相談を受けてくれていたこともあって他の人よりも私について詳しく知っている宇髄さんは察してくれたらしい




私が、別れの挨拶に来たことに。





「いろいろ相談に乗ってくれて嬉しかったです、ありがとうございました」




「お前と煉獄の話は飽きなくて派手に面白かったぜ。だから、またな」




「!」





そんなイケメンな顔でそんな優しい顔しないでくれよ




別れにくいじゃないか




でも、“またな”と言ってくれたことが嬉しかった





「………はい!」





深く頭を下げて、宇髄さんの元を後にする





「次は……冨岡さんかな」

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向日葵(プロフ) - とうめいさん» とうめいさんコメントありがとうございます!最後まで読んで下さりありがとうございます!新作もお楽しみにです!笑 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - えのきさん» えのきさんコメントありがとうございます!嬉しいお言葉…そう言っていただけて嬉しいです…。 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんコメントありがとうございます!嬉しい言葉…ありがとうございます! (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
とうめい - 完結おめでとうございます!!!毎日わくわくしながら最後まで読ませて頂きました!それと新作私も宇髄さんのやつがいいかな…と考えております…!新作も頑張ってください!! (2022年2月4日 19時) (レス) @page35 id: 4fdb593f0d (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - はじめまして。えのきといいます。トリップものが好きで、ずっと追わせていただいてました(*^^*)完結おめでとうございます!本当に素敵な作品をありがとうございました(*^^*) (2022年2月4日 15時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年10月20日 23時

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