目撃証言。 ページ11
『ていっ』
かくんっ
「、っうおぉっ！？？」
ホームルームをとっくに終わらせて、やって来ました体育館。そして私は朝方に見た銀髪の彼を発見して迷わずに膝カックンをクリティカルヒットさせた。ふ、どうだ。
突然の私の行動と突然の大神くんの雄たけびに、周囲は何事かと私達に視線を送る。
膝カックンを決められて尻餅を着いていた大神くんは、私を見るなり我に返ったかのように立ち上がって睨んできた。
「てめ〜、いきなり何してくれてんだよ･･･！？」
『説明も説得もナシに私をステージに上げたお返しだよ。思い知ったか』
「あぁん！？」
『巻き込んどいて知らねーとか言わせないぞ大神くん。私は君にぶつかった･･･いやぶつかられた上に何も説明されずにＢ１に出されたんだぞ。
今のでおあいこだ』
「ちっ、うっせえな･･･私とか女みてえな事言いやがって」
『自分の事をなんと呼ぼうが人それぞれだよ。て言うか、学校行事とか出るタイプだったんだ？大神くん』
「あ？
･･･別に、俺様がどこに居ようが勝手だろうが。トクタイセイさんよお」
『うっわ、なにその含みを込めた言い方･･･感じわるー』
「おい晃牙、なんかさっきお前の雄叫びが･･･って、そいつは･･･？」
やいのやいのと大神くんと言い合ってる内に、紅色･･･？っぽい髪色で前髪をピンか何かで留めてる男子が大神くんの元に駆けつけてきた。
「衣更か。
･･･どうもこうも、この白髪ヤロ〜が俺様に嘗めたマネしてきやがんだよ！」
『しらが･･･？
その呼ばれ方は老けてる感じがするなあ、せめてはくはつと言ってほしいんだけも』
「はっ、どっちも同じだろ」
「？？？
あー、ひとまず壁際に行こうぜ？」
また言い合いに発展しそうになったのをやんわり止められて、私達三人は壁際に行った。
「･･･それで？
晃牙はこいつに何されたんだよ？」
『膝カックン』
「、は？」
「朝の仕返しだとか言って膝カックンしてきやがったんだよ！」
「朝の･･･あー、お前が無理矢理連れて来てた奴か。
まあ、それはお前に非があるな。こいつが連れて来られた時、遠目から見ても状況を理解出来てなかった様子だったし」
『ほーらね、第３者から見ても無理矢理感伝わってんじゃん』
「・・・・・ちっ、悪かったな。無理矢理で」
お、割と素直だな大神くん･･･。
そして名も知らぬ男子よ、協力感謝するぞ。
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暇犬(プロフ) - 仁兎なずなさん、こちらでのストーリー上、主人公が入学するところから始まってるので、原作での二年生イコール一年生ですよー (2015年11月25日 16時) (
レス) id: f488a6118f (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 探してみました…やっぱり2年生でした。(付け足し)アドニス君は陸上部に入っています。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 多分アドニス君は2年生だったきがする…探してみます。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2015年11月10日 20時
